私の中のあなた

 見たい映画の当てがあったわけではなく、ちょっと頭の中をからっぽにしたくなって映画館へ行きました。
 「私の中のあなた」、聞いたことある!

 サラとブライアンの夫婦は、長男ジェシーと、長女ケイトとの4人家族で暮らしていた。しかし、そんな家族の生活は、ある日、一変してしまう。2歳の娘のケイトが白血病に侵されていることがわかったのだ。両親に残された希望はただひとつ。ケイトの生命を救う。ドナーにぴったりの新たな子供を遺伝子操作でもうけること。そうやって、次女アナは『創られて』生まれてきた。(公式HPより)

 生後すぐに臍帯血を提供したことから始まり、ケイトの症状が悪化するたびにアナも手術台にあがります。
 姉の命を救うために産まれてきたアナは、姉のことが大好きなそして聡明な少女に成長していきます。
 アナが11歳になった時、病状が悪化したケイトに腎臓を提供することを強いられます。母親のサラは、当然腎移植を行うものと決めていましたが、アナは、弁護士を雇って母親を提訴します。
 アナが成長して自意識が強くなってきたからなのでしょうか。

 映画を見ながら、アナがこの世に産まれてきた意味、そのアイデンティティー、生きることって何だろうと自問しながらも、どんどん身体が弱っていくケイトの姿は正視していられなくなります。

 医学の発達に伴って、人はそれまで死病と恐れられた病を克服してきました。これまでお腹を切るというリスクが生じた手術も切らずに治せるようになりました。それはどこまで『自然なこと』なのかと思う一方で、家族や友達の身に迫った時には、最大限できうる限りのことをして欲しいとも思います。

 頭の中をからっぽにしたかったはずなのに、別のことでいっぱいになって映画館から出てきました。
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by h_with_the_wind | 2009-10-19 23:59 | 芸術


今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。


by 風懐

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