宮崎の方言

 秘密のケンミンshowは特番でした。
 方言について語り合うという企画で興味ある発言がありました。
 宮崎県出身の米良美一さんが、「天孫降臨の地、宮崎には万葉の時代から都なまりが残っている」と、おっしゃったのです。
 本当に万葉の時代から脈々と古語としての日本語が残って現在も京都と共通した言葉が底流にあるのか、バラエティー番組での冗談として言われたのか判別はつきませんが、単純に面白いな、と思いました。

 例として挙げられたのが、「ありがとう」のことを「おうきん」、「本当」のことを「まこつ」と言うそうです。

 前にも書きましたが、両親の時代は、日本史は神話から始まりました。
 私たちは、終戦時の天皇陛下の『人間宣言』を受けて、神話と日本史は分離されていました。それは、娘の代になっても続いています。もっと正確に言えば、学校で神話を習うことはありません。
 教科書でいうと、縄文・弥生時代に続いて「邪馬台国に卑弥呼という女王がいた」という記述があり、それ以降文字として残された証拠書類を積み上げて歴史は続きます。

 ですから、神話の世界、『天孫降臨』と言われてもいまひとつピンときません。ただこの年になって、文字を持たなかった人の口伝伝承を否定することはできないのではないかとの思いが強くなってきています。
 私は、ライフログに挙げている「一万年の旅路」を読んでいたく感動しました。ネイティブ・アメリカンの間にアフリカからアメリカまでユーラシア大陸を通って人類が移動してきた歴史が代々語り継がれていたという口伝伝承を信じたいと思っています。
 同様に、日本の神話にも誇張やシンボリックな表現があるにせよ真実があるのではないか、と興味を持っています。
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by h_with_the_wind | 2009-11-26 23:59 | 社会科 | Comments(2)
Commented by 風屋 at 2009-12-07 08:55 x
柳田国男が提唱した説に「方言周圏論」があります。
都で生まれた新しい言葉が徐々に全国に広がり、
広がっている間にまた新しい言葉が生まれ・・・
京都を中心に言葉の同心円が幾重にも広がっているという説。
青森と鹿児島に同じ方言があるのがひとつの例でしょう。
岩手の方言にも古語が残っています。
例)「おしょし(恥ずかしい)」→「笑止(千万)」
  「(そうだっ)け」→「(そうであり)けり」
  (「け」は伝聞の助動詞「けり」の音便形)
面白いですよね。
         by 大学時代国語学&言語地理学を学んだ風屋
Commented by h_with_the_wind at 2009-12-07 22:25
☆風屋さん
面白い!
まるで池に石を投げた時に広がる波紋のようですね。
京都では忘れられた言葉が青森と鹿児島で生きているなんて!
だいたい津軽弁と薩摩弁では外国語ほど違うというのに…
言語地理学、という分野ですか。