展覧会

 日本に居ながらにして、世界中の至宝や芸術を目にする機会を得ることができるのは幸せなことです。

 学生時代には、いろんな国からやってきた美術品を鑑賞しに出掛けました。当時、ヨーロッパの美術館はそれ自体が美術品であると聞いて、いつか本場に行こう、と心に決めていました。

 いつかはいつかで…。
 いつまでたってもいつかは来ない…。
 それが現状です。

 子供たちが大きくなって、再び日本で開催される展覧会に行く時間が作れるようになりました。時代を超えて受け継がれてきた作品を見ていると日常の雑事や苛立ち、気に掛る重荷さえ瑣事に感じられます。ほんの一瞬でも忘れることができます。


 展覧会≪THEハプスブルク≫では、初めて贅沢をしました。
 音声ガイド機を借りました。作品の前に立って指定の番号を押すと、イアホンから俳優の高嶋政宏さんが絵画の解説をする声が流れてきます。目と耳からヨーロッパ貴族の優雅な生活や思想を知ることができました。
 イアホンを借りただけで、想像以上に自分の世界に入ることができました。


 音楽にしても絵画にしても私には何の素養もなく、ただ心地良いと感じるだけです。それでも本物に触れることの醍醐味を教えてくれた両親には感謝しています。
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by h_with_the_wind | 2010-02-22 23:59 | 芸術 | Comments(0)