上海万博

 上海万博の開催が近づいてきて、現地からの報道が多くなりました。

 プレオープンでは、順路に従わずロープをくぐって近道をしようとする人たちを警備員が必死で止めている姿が映し出されました。レポーターは、まだ出来上がっていないパビリオンがあるけれど、開幕までに仕上がるのだろうかと心配とも揶揄ともとれる言葉で締めくくります。
 上海の街を紹介する映像では、昼間からパジャマ姿で街を歩く人やアパートの窓からせり出して洗濯物を干す日常生活が映し出されます。
 万博開催中、警官はニンニクやニラなどの臭いの強い食品は自粛するそうです。


 40年前のことを思い出します。
 大阪万博前夜だって似たようなものでした。
 突貫工事が続いていました。万博が始まってもまだ工事をしているパビリオンはありました。
 町では、夏になると表の縁台でシャツにステテコ姿のおっちゃんたちが将棋を指していました。ベランダや二階の窓から布団が干してあるのも、普通の光景でした。
 『痰つぼ』って知っていますか?地下街の柱のそばにあったつぼが一掃されたのは、万博がきっかけだと聞いたことがあります。


 大阪の町が整備されて人々の意識が変化したように、上海もまた万博をきっかけに大きく変貌するかもしれません。
 町が変わり、そこへ世界中の人々が集まり、そして地元の人がそれをどうとらえるのか価値観が変わるかどうかは、それぞれであっていいのではないかと思います。それでもパジャマで歩きたければ、それはそれでいいと思うのですが。
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by h_with_the_wind | 2010-04-26 23:59 | 社会科 | Comments(2)
Commented by kazuwan11 at 2010-05-03 00:44
パジャマの話ですが、テレビで言っていたのですが、パジャマは、上海の人にとって、寝る時にパジャマに着替えることができる贅沢品のようなものだったらしいです。その名残りだということらしいとか言ってました。起きている時と寝ている時の服が違う・・・と言うことが贅沢・・・日本では、お金があってもなくても寝る時は着替える習慣があったので、お国によって違うんだなあ、と思いました。
Commented by h_with_the_wind at 2010-05-03 07:47
☆kazuさん
そうなんですか。
その国のありようは、歴史や文化や思想に根付いているものですよね。
それをひとまとめにして、批判するのは見苦しく思えます。