ナースキャップ 

 次女の剣道着について書いていて思い出しました。母が看護婦の制服を着ている姿、格好良かったなって。

 私が小学生の頃は学童なんてありませんでしたから、学校が終わると母が働く病院へ行って看護婦さんの休憩室で母の仕事が終わるのを待っていました。
 母は、制服もストッキングもナースシューズも白、頭にはナースキャップを乗せて病院の中をきびきびと動いていました。
 患者さんの様態次第では、随分遅くまで待っていなければならないこともありました。私服に着替えた途端に、ふーっと力が抜けて行ってスイッチが入れ替わることが私にもわかりました。
 そうして私は、毎日母の働く姿を見て大きくなりました。注射が上手だったとの評判でしたが、結局、母に注射してもらうことはありませんでした。母は、私にとってあくまで母であり、看護婦にはなりませんでした。

 時代が流れ、看護婦さんは看護師と呼ばれ、ナースキャップも見かけなくなりました。制服には患者さんの恐怖心を解消するためとの理由からピンクやブルーが採用され、動きやすいようにとワンピースからパンツに変わりました。

 父の付き添いで大きな病院に行くと看護師さんだけでなく技師さんや事務の人がたくさん働いています。ナースキャップを見かけなくなってどなたが看護師さんかわからなくて戸惑うことも多々あります。

 そうそう母が感動したと語ってくれた看護師として自立するための儀式「戴帽式」は、もうなくなってしまったのでしょうか。
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by h_with_the_wind | 2010-06-07 23:59 | 思い出話


今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。


by 風懐

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