浴衣

 ♪浴衣の君は~すすきのかんざし…

 その年の夏、どこに行ってもこの曲が流れていました。吉田拓郎さんの『旅の宿』です。

 夏休みに両親と行った箱根の思い出と重なります。
 日頃、働きづめに働く両親にとって、たまには都会の喧騒を離れてのんびりしたいというささやかな願いがかなった旅行でした。
 でも、ひとり娘の私には退屈だったなあ(笑)。
 温泉はお風呂の延長だし、ご飯を食べたらもうすることもなくなってしまいました。テレビのチャンネル数も少ないし、ゲーム機があるわけでもないし…。のんびりするには、まだまだ子供でしたね。

 旅の宿のラジオから流れてくる流行歌『旅の宿』…。
 歌詞の意味がわかっていたとは言い難いけれど、知らずに口をついて出る少し悲しげな歌とお盆過ぎの高原の風景が今も重なります。


 今年、初めての浴衣を着る娘の着付けを手伝いながら、あの時の母の齢をもう越してしまったのだなあと思い、心の中で『旅の宿』を歌っていました。
^∩^;

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by h_with_the_wind | 2010-07-10 23:59 | 思い出話


今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。


by 風懐

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