今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

何のために算数の勉強をするのか

 小学校に入って初めて算数の計算問題を宿題として出された長女は、
 「なんでこんなんするの…、面倒臭い…」と、文句を言っていました。
 「宿題、終わらせてしまいなさいよ」と、声をかけると、
 「そや!」急に明るい表情に変わりました。
 (あっ、それはあかんよ!)
 親の私には、お見通し…。
 しばらくして机の引き出しから長女が、取り出してきたのは電卓です。得意げな表情が笑いを誘います。
 (ほらね、思った通り!)
 私は、こういう『機転のきく』長女が大好きです。でも、やっぱりあかんでしょう。
 ちゃんと計算ができるようにならないとおつりを誤魔化されたりして『損』するよ、と小学生にわかるように暗算の大切さを教えました。
 わかった、と声を落とす長女に、
 「落ち着いて集中しなさいよ!」と、声を掛けることも忘れませんでした。


 先日、友達にお祝い事がありました。
 それを聞いて、共通の友達とお祝いの品を買いに師走の繁華街に出かけました。プレゼントを選ぶのも楽しい作業です。お祝いには薄いグリーンのシンビジウムを選びました。花言葉は「飾らない心」だそうです。
 私が送り状に宛名を書いている間に、友達が支払いをしてくれました。
 あいにく私の財布には細かいお金がなかったので清算は後回しにしてもらいました。

 少しだけウインドーショッピングをしてランチをしました。半年ぶりに会う友達とは話が尽きません。思い切り笑って、少しだけ愚痴をこぼして、思い出と将来の話と近況と…。ハイテンションの会話が続きました。

 食事を終えて、それぞれに支払いを済ませたところで、先程のお祝いの清算をすることにしました。

 「もうメガネがないと、見えへんわ…」と、友達は笑ってレシートを寄こします。
 「えっ、そうなん?」
 5,000円札を渡しておつりをもらうつもりだった私は、突然目の前にきたレシートに慌てました。
 レシートには、8,760円と印字されています。
 「とりあえずとってくれる?」と、私は用意した5,000円札を友達に渡しました。
 「4千…」と、割り勘の数字の頭を私が言うと、
 「はい」と、友達が1,000円札を出して、
「1,000円渡したらいいねんね」と、言います。
  お札を受け取って財布にしまいながら、私は暗算の続きを声に出して、
「さんびゃく…はちじゅう…円かな?」と、言いました。
 「あっ、あるある、ちょうどあるわ」と、自分の財布から小銭を集めた友達は、380円を私に寄こしました。
 「ん?うん」
 私は、言われるままに勢いで小銭を受け取って財布にしまいました。
 「合ってるやんね」と、友達がいいます。
 「うん」と、反射的に答えました。
 「デパ地下、行こう」
 財布をバッグにしまった私たちは、次の目的地に向かって歩き出しました。ランチの続きの話をしながら…。

 半日遊んで、私たちは別れました。
 でも、夜になって何だかもやもやしています。もやもやを辿っていくとランチの後から続いているような気がします。
 ! ですよね。
 私、『得』してるもの!
 はっと気がついて、可笑しくてひとりで笑いました。

 翌日、友達の家まで余分に貰いすぎたお金を含めて返しに行きました。
 事情を話しながらもまた可笑しくて仕方がありません。気心のしれた友達で良かった、と今度はふたりで笑いました。

 あの清算の場面を誰かが客観的に見ている人がいたらハラハラしたことでしょう。最後には、「なんでやねん!」って、突っ込みたくなったことでしょう。

 暗算は落ち着いて集中しなくてはいけない、という長女への言葉が、今頃になって、自分に返ってくるとは、思ってもいませんでした。
^^;

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by h_with_the_wind | 2010-12-21 21:37 | わたし | Comments(2)
Commented by さくら at 2010-12-22 05:14 x
『得』しちゃいましたね~!

私は昔から暗算が得意で、今は、チップの計算に頭フル回転させてます(笑)。う~ん、サービスがイマイチ「15%」、まあまあだね、「18%」、良かった~「22%」とか。暗算の嫌いな夫はチップの計算が苦手、いつも私の役目です(笑)。
Commented by h_with_the_wind at 2010-12-22 06:40
☆さくらさん
そう、『得』しちゃいました~!

チップねえ…、消費税の5%でも頭がこんがらがります^^;
最近、ほとんどの場合内税なので良かった、と思うくらい。
さくらさんのように、細かいランク分けでスラスラと暗算ができると楽しいのでしょうね。