今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

涙壺

 大人の社会見学で出掛けた国立民族学博物館で思いがけない出会いがありました。

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 涙壺

 かつて五木寛之さんの小説で涙壺のことを知りました。
 記憶の糸を手繰ってみたけれど、何という小説だったのか思い出せません。
 人前で泣くことのできない涙をこっそりと壺の中にためるという言い伝えを知った女性が涙壺を頬に当てるという情景を、映像として見たのか、イメージとして思い浮かべたのか…。


 展示品に添えられた解説
涙 壺
製作者:モハンマド・グーリー
地域:マシュハド
国名:イラン
年代:1950-60年代制作
ジェイ・グラック旧蔵

シーア派の哀悼行事の際に、アリーの息子ホセインとその一族のために参列者が流した涙は、病気を治す霊薬となると信じられ、涙壺にためられた。1930年代初めの近代化政策の中で殉教劇が一時禁止されるとその用途は忘れられ、バラ水容れや装飾品として使われた。



^_^:


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2011-10-08 23:59 | 課外活動 | Comments(6)
Commented by カンナ at 2011-10-10 10:17 x
これを満たそうと思ったら、
1 TVドラマ「大地の子」を最初から最後まで観る
2 浅田次郎「天国までの100マイル」を読む
3 ・・・
2つしか思いつかなかった。でも、これしきではいっぱいにならないだろうな。
※私は泣き虫です。

一般的な用法として、真紅の薔薇を1輪挿したら似合いそうです。
Commented by imuimu at 2011-10-10 10:37 x
このところ泣く事が少なくなって来ましたが、高校生のときは毎日泣いている(^^;)と友人に呆れられておりました。その頃ならあっという間に満水(爆)涙を無駄にしない様な形状に作られている所がすごいと感心。
Commented by 風屋 at 2011-10-10 11:19 x
ワタシもこの前で足が止まりました。
こんなに繊細でロマンチックな情感を持つ民族なのに
イランの指導層はどうしてあんなにも四角四面なんだろう。
Commented by h_with_the_wind at 2011-10-10 22:42
☆カンナさん
とっても綺麗なブルーでしたね。
思っていたよりも大きな壺でした。スケールがないので写真だけじゃ大きさが伝わらないか……。
Commented by h_with_the_wind at 2011-10-10 22:44
☆imuimuさん
おいおい、高校時代に何があなたを泣かせたのでしょう。
散りゆく花を見ては涙?
沈む太陽に涙?
いや、爆笑で涙?
Commented by h_with_the_wind at 2011-10-10 22:49
☆風屋さん
知らないことには近寄りがたく、
近寄れないことはコワさに繋がる。

以前、JICAの方から、まず知ってください。
知ったことは伝えてください、と言われました。

何につけそうなんだ、と強く思います。