漢字

 アメリカのスーパーで、クレジットカードを使って買い物をしたらサインを求められました。私の手元をじっと見ていた店員は、漢字で私の名前が出来上がると驚きの声をあげました。
「A Chinese character?」と、聞かれ、
「そう。私は日本人だけどね」と、笑って答えました。
 私の後ろに並んでいた地元のおじさんが覗き込んで、
「すごいな!」と、言いました。
 アメリカの田舎町での忘れられない一コマです。


 漢字は、象形文字(Hieroglyphic character)です。
 頭ではわかっていても、毎日使っていても、そんなことを意識することはありません。


 台湾の友人の家には、就学前の息子のために漢字のカードが貼ってありました。
たくさんの漢字の中に、『鸚鵡』と書かれたカードがありました。就学前にこんな複雑な漢字を習得する彼の国の人たちを単純に「すごいな!」と、感心しながら、
 「Parrot?」と、聞くと
「Yes」と答えが返ってきました。
 私たちはお互いに相手の国の言葉を解しないので、第三国の言語・英語で意思を伝えあいます。
 中国語で『鸚鵡』をどう発音するのかは私にはわかりません。でも、漢字を見て、彼女と同じ鳥を思い浮かべました。


 NHKスペシャル『中国文明の謎 第2集  漢字誕生 王朝交代の秘密』を面白く見ました。

 「殷」の時代に神との対話のために用いられた甲骨文字が、臣下の国「周」に伝わったことから、『漢字』は劇的に変化したといいます。
 遺跡の発見と発掘によって「周」は周辺の他部族との『契約』に文字を使ったことがわかってきました。契約によって他の部族をまとめた「周」は、「殷」に対抗する力を得、ついに「殷」を滅亡させました。
 民族も言語も違う「周」と周辺の他部族が団結できたのは、漢字の登場と活用に依るものだったことが推察できるという内容でした。
(^O^☆♪)


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2012-11-15 07:21 | 社会科 | Comments(2)
Commented by 風屋 at 2012-11-15 13:26 x
タイトルを見て
すぐ「あの番組のことだな」とわかりました。
紀元前数千年も前の文字が今読めるということに感動。
古代が一気に身近に感じると同時に、文化の繋がりを感じ、
日本だ、中国だ、韓国だと狭いエリア同士で言い合っている
現代をせせこましく感じました。
悠久の歴史の中、人はみなそれぞれの幸せを求めて
ささやかな日常を生きてきたんですね。

それにしても夏王朝からの文化が続いている中国はすごい。
Commented by h_with_the_wind at 2012-11-15 20:59
☆風屋さん
見ました?
宮城谷昌光さんが「沈黙の王」で殷朝第22代帝武丁が漢字を生む様子を書いていらっしゃいますね。小説を思い浮かべながらテレビを見ていました。

国境という枠のなんと無意味なことでしょう。
漢字を通してもっとおおらかなお付き合いができないものでしょうか。