目には目で…

 20歳前後に読んだ小説やエッセイで今も心に残っている文章や言葉があります。

 『ハムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」という言葉は、復讐を肯定しているかのようである。
 人間というものは自分がされた以上の仕返しをしたいと思ってしまう。ハムラビ法典に書かれているのは、仕返しを「目には目で、歯には歯で」とどめておきなさい、という戒めである』といった内容の文章もそのひとつです。
 若い頃に読んだエッセイに書かれていました。著者はキリスト教を信仰する作家だったかと思いますが、記憶が正確ではなくエッセイのタイトルも曖昧で、出典を明記できないことがとても残念です。


 この夏、テレビが共通の娯楽だった昭和を思い出すような視聴率をとったドラマのキャッチフレーズ「やられたらやり返せ、倍返しだ!」には、とうとう乗れませんでした。
 なぜ、という理由の解析もしたくないほどの嫌悪感からか、一度も見ませんでした。

 「倍返し」という言葉は負のスパイラルを生む、という意見を聞いて、私が覚えた嫌悪感の正体を解き明かされたと思いました。
 流行は、本来の目的から逸脱していくことがあります。
 弱者が強者を倒して溜飲を下げることに留まらないだろう、とその人は危惧されます。
 どうせなら復讐ではなく、「親切の倍返し」に発展していけばいいのですがね。

 ※改めて検索してみると、Wikipediaのハンムラビ法典の項には、「目には目で、歯には歯で」について書かれています。
^0^/


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2013-10-09 07:08 | 社会科


今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。


by 風懐

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