インビクタス

 I am the master of my life,
 I am the captain of my soul.

 我が運命を決めるのは我なり
 我が魂を制するのは我なり

 イギリスの詩人ウイリアム・アールスト・ヘンリーの詩「インビクタス」の一節です。インビクタス(Invictus)とは、ラテン語で「征服されない」とか「屈服しない」という意味です。

 映画「インビクタス/負けざる者たち」を見ました。
 2009年に公開されたクリント・イーストウッド監督のアメリカ映画です。


 映画は、若者たちが整ったコートでラグビーボールを追いかけている場面から始まります。カメラがゆっくり左に移動すると、道路を挟んだ原っぱでは裸足の黒人少年達が裸足でサッカーをしています。
 やがてラグビーコートと広場の間にある道路を車が走ってきます。その車にはネルソン・マンデラが乗っていました。

 反アパルトヘイト運動に身を投じ、反体制活動家として27年間監獄に投じられたネルソン・マンデラは、1990年に釈放された後南アフリカ初の黒人大統領になりました。
 これまで政府の主要ポストにあった白人たちは、報復人事を恐れて辞任しようとしますが、マンデラ大統領は「力を貸して欲しい」と彼らを慰留します。

 主要な政治案件に加えて、マンデラはラグビーの発展に力を注ぎます。
 マンデラは、ラグビーをアパルトヘイトの象徴だと言います。白人は南アフリカ共和国の代表ラグビーチーム「スプリングボクス」を応援するのに対して、黒人たちはそれがどこの国であっても相手チームを応援するといいます。
 成績が低迷している「スプリングボクス」を1995年に南アフリカで開催されるワールドカップで優勝させようと大統領自らが乗り出してバックアップします。
 ラグビーでなければならない、と言い切るマンデラの願い通り、スポーツが国民の間にある溝を埋める役割を果たしてくれるのでしょうか。

 国民がひとつになるというのは、容易なことではありません。増して、アパルトヘイトという過去を持つ国が乗り越えなければならない壁は厚くて高いものです。
 相手の存在を「認める」こと、
 相手の行いを「赦す」こと、
 スポーツがもたらす一体感は、私たちを寛容にする妙薬かもしれません。
^O^/

遊びに来てくださってありがとう♪

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by H_with_the_wind | 2015-04-29 15:35 | 芸術


今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。


by 風懐

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