活イカ定食

 午後2時前、閉店間際の函館朝市に滑り込みました。
 お店に入ると、私と入れ違いで家族客が出ていってしまい、店内はひとりになってしまいました。

 「イカが食べたいのなら、「活イカ定食」にすれば?
 イカが丸ごと食べられるよ」
 勧められたカウンター席の向こうから、母と同世代かと思われる女将さんが声をかけてくださいました。

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イイネ!

 お味噌汁を口にして、あー、北海道に来たのだな、と実感しました。寮のおばさんが毎朝作ってくれた味噌汁を思い出します。
 イカはワタまで一緒にでてきました。
 ゲソを箸でつまむと身を(?)くねらせたのがわかりました。
 思わず、あっ、と声をあげた私に「お母さん」の顔が綻びました。
 「新しいからね、動くっしょ」

 「どっから来たの?」
 「新幹線かい?」
 今日最後の客を相手に「お母さん」が話し始めました。

 かつては、青函連絡船が着く時間に合わせて、朝市は午前3時から店を開いていたそうです。忙しいけれど、活気があって遣り甲斐もあったといいます。
 青函トンネルが開通してからも函館駅が北海道の入口に変わりはなかったけれど、今年の春に北海道新幹線が開通して少々事情が変わったと言われます。
 北海道新幹線は、函館から18kmほど北にできた「新函館北斗駅」を通って札幌方面へと伸びていきます。函館は蚊帳の外に置かれたと嘆かれます。

 朝市に来る途中で見た函館駅と駅前ロータリーは、綺麗に便利になったように見えました。
 いくら函館に思い入れがあったとしても外観だけしか見えない者には、地元の人たちの複雑な胸の内はわからないものです。

^O^/
遊びに来てくださって、ありがとう

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by H_with_the_wind | 2016-12-02 23:59 | 函館・青森2016 | Comments(0)