真田丸

 NHK大河ドラマ「真田丸」が終わりました。
 三谷幸喜さんの歴史ドラマ「三谷史観」を一年間楽しませてもらいました。
 真田丸の登場人物は皆、等身大の人間として、とても身近に感じられました。心の動きを、私にもわかるくらい丁寧に追っていたからでしょうか。
 大蔵卿局のような人、います。本人に悪意がないだけに困ってしまう。


 インタビューで三谷幸喜さんは、今回のドラマ「真田丸」の3つのこだわりについて話していました。
 ・敗者
 ・偉大な父を持つ二代目のコンプレックス
 ・史実に沿う

 敗者に惹かれる、とおっしゃいます。
 歴史は勝者の立場で語り継がれますが、敗者には敗者の人生があります。
 歴史に埋もれてしまった人たちが生きていた背景を三谷さんなりの解釈で見せてもらいました。

 父親は、男の子の前に立ちはだかる壁だといいます。大きくて高い壁を見上げている分には誇らしいものでしょうが、成長期には乗り越えるべき壁の高さに愕然とするのかもしれません。
 主人公真田信繁の兄、真田信之の懊悩の対象は、父だけでなく弟にも向けられます。真田信之は生真面目で慎重な長男の典型として、信繁は枠にはまらないおおらかで明るい次男として描かれていました。それはそのままどこの家庭でも起こりうる家族の形に見えました。

 史実に忠実であることにこだわったひとつは、大河ドラマで最も簡潔な「関ヶ原の戦い」でしょう。
 1600年10月21日、関ヶ原での戦いは、1日で勝敗がついたといいます。
 上田城で戦っていた真田の視線で、「いよいよ合戦が始まった」という報告からさほど時間を置かずに届いた二度目の報告では「負けた」と知らされます。
 ドラマの見せ場になるはずの大きな戦が呆気なく語られるのは、小気味良くさえ感じました。

 「真田丸」。
 面白い一年でした。
^O^/
遊びに来てくださって、ありがとう

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by H_with_the_wind | 2016-12-19 23:59 | 芸術 | Comments(0)