秋分の日

 とても気持ちのいい朝です。今日は秋分の日ですが、家族それぞれ予定があって別行動となりました。私もひとりで出掛けました。

 車窓から宅地の間にわずかばかりの田んぼが見えます。成長した稲は、奇麗に色づいて刈り取られるのを待っています。あぜ道にくっきりとひとかたまりの赤。彼岸花です。遠目にもはっきりとわかります。

「彼岸花は、死んだ人の花だよ。触ったらあかんよ」幼い日、お墓で母に教えられた言葉が蘇ります。鮮やかな赤が、血の色を連想させました。死に対する恐れが血の色と重なって近寄りがたい花に見えました。
 お彼岸の頃に咲く彼岸花は、毒性を持つことからも日本では忌み嫌われてきました。いろんな言い方で触ってはいけない、と子供に教えてきたようです。

 真っ直ぐな茎の上で花は天を指しています。禁断の赤い花の向こうに青空が広がっています。
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by h_with_the_wind | 2006-09-23 23:59 | 季節の中で | Comments(0)