Wikipedia 

 アメリカのバーモント州にある名門ミドルベリー大学史学部では、テストやレポートでWeb百科事典Wikipediaの使用を禁止したそうです。

 Wikipediaは、インターネットならではの試みです。従来の百科事典がその道のプロによって書かれていたのに対して、誰もが作成、加筆・訂正、閲覧できる百科事典だからです。つまり不特定多数のユーザーの目があるので、暴走しそうになっても、すぐに訂正、削除されていきます。
 とはいってもリアルタイムでの訂正というわけにもいきませんから、必ずしもそれが信用出来る情報と捉えるのは危険でしょう。

 Wikipediaには、私もいつもお世話になっています。ことにブログを書くようになって、確認のために参照させてもらっています。
 また、高校生の長女もレポートを書く際にはかなり便利なツールとして利用しています。何しろ調べたい単語を入力するだけで、ポン、と答えてくれます。更にその文中で不明なことが出てきてもちゃんとリンクが張ってあります。

 高校レベルのレポートでは、書物の百科事典の要約もあり得るでしょう。だからそれがインターネットに代わっただけだと解釈してもいいのかもしれません。
 でも、割り切ったつもりでも、何だか一方で納得し難いものも共存しています。

 今回のミドルベリー大学の措置がどんな展開を見せるのか注目したいと思います。

 追記 日本史のテストで共通の間違いをたどったところ、Wikipedia(英語版)の「島原の乱」をめぐる記述にたどり着いたことが措置導入の一つのきっかけになったのだそうです。
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by h_with_the_wind | 2007-02-23 22:49 | 社会科 | Comments(0)