今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

エリツィン前大統領

 ロシア正教の総本山、救世主キリスト大聖堂で、23日に亡くなったロシアのエリツィン前大統領の国葬が行われました。
 救世主キリスト大聖堂は、葱坊主を頭に頂いたロシア正教独特の教会です。

 ソ連が崩壊する直前、ゴルバチョフの信仰告白に、世界中が驚きました。
 ロシアの前身ソビエト社会主義連邦共和国の憲法で「信仰の自由」は、認められていました。が、それは傘下にあるイスラム系の共和国に対する配慮であり、建前に過ぎませんでした。ソ連で生きるためもしくは出世するためには、「無神論者」でなければならなかったのです。

 マルクスは、「宗教はアヘンである」と言ったとされています。その本意がどこにあったのか、真相はわかりませんが、その言葉は、革命の父レーニンを経て、スターリンの時代に絶対となりました。
 スターリンの恐怖政治が推進される中で「救世主キリスト大聖堂」は、爆破されました。

 スターリンの時代に爆破された教会で、ソ連邦の終焉を宣言し、宗教の復興に寄与した前大統領葬儀が行われたことになります。
 月並みな想像ですが、スターリンとエリツィンがあの世で会うことがあるのでしょうか。会ったらとしたら、宗教について議論するのでしょうか。
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by h_with_the_wind | 2007-04-26 23:59 | 社会科 | Comments(0)