帯グラフ人間

 藤原智美さんの「暴走老人!」の中に「時間」について面白いことが書いてありました。

 小学生は、夏休み前に自分の生活時間を帯グラフにして提出させられます。規律、規則正しく生活することを強調されたのには、理由がある、と著者は言います。

 そもそも近代の学校教育というのは、この帯グラフ的な生活スタイルというものを骨身に染みこませるために始まったといってもいい。日の出・日の入りという自然で農業的なリズムから、全国一律に規定される時刻という工業的区分に生活をなじませることが重要な役割だった。農業はそのときどきの天候や日照時間が生活の軸となるが、工業には自然に左右されない人為的に設けられた時間軸が必要だ。だからこそ、学校に通う、そして始業時間を守るという規律は、子供たちの生活感覚を帯グラフ的な日常になじませる手始めとして、とても重要だったのだ。(暴走老人! 藤原智美著 文藝春秋刊)

 どちらがより生物としての人間に生活しやすいかというと「農業的リズム」でしょう。でも、他者との関わりが複雑になればなるほど、「工業的区分」が必要になってきます。

 長女は幼稚園に入園するまで、「農業リズム」で生活していました。
 夏は日の出とともに6時前からごそごそと起き出して遊んでいましたし、雨が降れば一日家で過ごしていました。
 ところが、幼稚園に通い始めるとそうはいかなくなります。いくら早くに目覚めても幼稚園の始業時間まで家を出るわけにはいきません。雨が降ったからといって休むこともできません。
 次女が産まれた時、すでに長女は幼稚園に通っていました。次女は、産まれた時から「工業的区分」の一部が刷り込まれていました。そのためか夏でも長女のように早朝から起き出してきた記憶はありません。

 今ではすっかり「工業的区分」で日常がまわっている我が家です。唯一、家事に関しては「農業リズム」を崩すことができません。
 今日はからりと晴れています。夏物を仕舞うには最適です。
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by h_with_the_wind | 2007-10-23 23:59 | 季節の中で | Comments(4)
Commented by non non mama at 2007-10-25 09:31 x
こんにちは・・・そうそう 帯グラフしていました。(守れない予定表でした)母は家族に合わせた時間帯ですね。
時代祭りのblogを読み・・・お邪魔し始めて1年が経つのでしょうか・・と・・・まだまだ宜しくね!
Commented by wochacha at 2007-10-25 16:51
ウチの旦那さんは、未だに農業リズムですw
ものすごい早起きで、それゆえ早寝^^;
末娘の小Sは見事にそれを受け継ぎ、休日も無駄に早起きの二人ですw
私は、朝は早起きに合わせ・・・ 夜は帰りが遅い息子に合わせ・・・
遅寝・早起き・昼寝つきデス^v^
Commented by h_with_the_wind at 2007-10-26 06:13
☆non non mamaさん
こんにちは。夏休み前に作る計画をひと夏でも守っていたら、私はスゴイ人になっていたかもしれない…(笑)。

いつもコメントをありがとうございます。励みになります。こちらこそまだまだよろしく!
Commented by h_with_the_wind at 2007-10-26 06:18
☆wochachaさん
家族のタイムスケジュールがズレているとすべてに合わせる母( 嫁)は辛いですよね。昼間、ぽかんと時間ができた時には私も優先順位一位で昼寝しますよ。自然に目が覚めるまで寝てみたい〜