愛燦燦

 初詣の参道で道連れになった人が、美空ひばりさんの「愛燦燦」がとてもいい歌だと力説されていました。

 そういえば、大晦日の紅白歌合戦で「愛燦燦」が流れているのをキッチンで聞きました。
 「あれっ、小椋佳が歌っているの?」と、キッチンから声をかけると、
「美空ひばりのテープと合成してる…」との答えが返ってきました。

 「愛燦燦」が、いい歌だというのを聞いて、夜、録画しておいた紅白のその部分を見ました。
 「愛燦燦」は、小椋佳さんの作られた歌だったのですね。
 テロップを見ていると、なるほど、とても心に沁みる歌詞です。

 愛が、燦々と降り注ぐ…。満ち足りた笑顔…。
 自分が愛されていることって、なかなか実感できないものだと思います。
 成長の過程で愛されていることを実感する場面がどれだけあったでしょう。でも、人生の半ばになって通り過ぎてきた道を振り返った時、ようやくそのことが理解できるようになりました。
 いくら愛情を注がれても、受け手には当たり前すぎて実感を伴わないものだったのでしょう。それでも、一見、無意味な愛情を注ぐという行為がなければ、人間は干涸びてしまいます。

 自分に降り注がれた愛に気付いて、嬉し涙をこっそりと流す…。
 小椋佳さんのさらりとした歌唱と、美空ひばりさんの万感の思いを秘めた歌唱が、テレビを通して日本中に様々な思いを呼び起こしたことでしょう。
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by h_with_the_wind | 2008-01-02 23:59 | 季節の中で | Comments(0)