5000万件分の1

 母に宛てて、「ねんきん特別便」が届きました。
 母は、すでに年金生活に入っていますから関係ないだろうとは思ったのですが、先日のニュースで確認を促していたことを思い出して、じっくりと見直してみました。
 何となく違和感がありました。…そう、旧姓の記録がありません。

 母に聞いても明確な答えが得られないので、とりあえず、社会保険庁に行ってみました。

 社会保険庁には、「ねんきん特別便」が届いた人専用の窓口が設けられていました。
 11時前に着いて220番台の番号札でした。その時点で私より前に55人が並んでいらして、これから並ぶと2時間くらいかかるそうです。

 フロアには椅子がぎっしり並べられ、それでも足りずに廊下から階段の踊り場にまで椅子が用意されていました。
 ここに来ている人は、ほとんどがすでに年金を受け取られている方のようにお見受けしました。皆さん、ひたすらに待っています。日本人が辛抱強いということがわかります。
 もっと若い人の集まりならば、それぞれがパソコンかケータイをいじっていることでしょう。持参の本を読んでいるのも私を含めてわずかに3人でした。時折、ぼそぼそと会話があるもののすぐに途切れて、また番号を告げる機械の音声が響きます。

 「ねんきん特別便」は、お役所に任せておけば大丈夫だろう、という信頼が見事に裏切られた結果ですが、実際に対応にあたってくれた職員の方はとても親切にしてくださいました。
 10人くらいの職員が昼休みも交代で対応していました。彼ら30代から40代の職員の人たちにとっても、先輩たちの尻拭いは思いもかけなかったできごとでしょう。
 ある時代のひとつの怠慢が、大きく流れを間違えた方向に変えてしまったこの一連の「年金騒動」、一体決着はつくのでしょうか。

 末尾ながら、基礎年金番号に結びついていなかった5000万件分の1が解決したことを報告します。
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by h_with_the_wind | 2008-03-05 23:59 | 社会科 | Comments(0)