お好み焼き

 お好み焼きは、基本キャベツとメリケン粉があればできる簡便な食事です。我が家では、豚のバラ肉を使うことが多いけれど、シーフードでも牛肉でも構いません。子供が小さい頃は、食べやすいようにミンチを利用していました。
 アメリカで暮らしていた時にも、何度もお好み焼きを焼きました。

 アメリカに引っ越して始めてお好み焼きを作ろうとした時のことです。スーパーで野菜、卵、お肉と材料を揃えていったのですが、どうしてもメリケン粉が見つかりません。丹念に見て回ったつもりなのですが、なにしろ広大なスーパーです。もう一度探し直すには疲れてしまいました。
 では、諦めますか…。いえいえ、頭の中はお好み焼きでいっぱいです。

 わからないことは、聞くー。
 サービスセンターに行って、聞くことにしました。
 ところが、サービスセンターに行く途中で、邪念(?)が入ってしまいました。
 メリケン粉はflourです。どうしても避けては通れない単語です。だけど、私の拙い発音次第では、花売り場に連れて行かれるかもしれない、と。

 サービスセンターで、flourの単語を使ってメリケン粉売り場を尋ねた後に、私はケーキを焼きたいのだ、と付け加えることにしました。
 お陰さまで、スーパーを出るのに、バラの花束を抱えて出ることなく、ちゃんとメリケン粉を手にしていました。

 先導する店員さんについて歩いたコーナーは何度も探したところでした。
 やがて店員さんが指差すメリケン粉を見て、自分の固定観念が邪魔をしていたことに気付きました。
 そう、私のイメージの中にはいつも日本で見慣れている「あの白地に薄いオレンジ色の花模様が描かれて赤い字で会社名と商品名が書かれた袋」があったのです。店員さんに示されたメリケン粉は、当然のごとくアメリカ製品で大きさも色も全く違う袋でした。

 その夜、無事にお好み焼きを食べることができました。
 ただお好み焼きを焼いてみてもう一度びっくり、仕上がりの色が日本製のメリケン粉を使った時と微妙に違ったことです。
    ※メリケン粉って小麦粉のことです。
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by h_with_the_wind | 2008-03-18 23:59 | 思い出話 | Comments(4)
Commented by さくら at 2008-03-21 23:34 x
flour と flower ですね。言う時は私も戸惑います(笑)。固定観念ってある意味とっても怖いです。それがあるから他が見えない、なんてこと、よくありますものね。お好み焼き、いいですね~、アメリカ人にもうけます「Japanese Pancake !」
Commented by h_with_the_wind at 2008-03-22 06:21
☆さくらさん
さくらさんも戸惑いますか?良かった(笑)。カタカナで言ったらどっちも「フラワー」ですものね。メリケン粉の袋にもそう書いてある。
結構、固定観念に縛られているのだな、と思います。
Commented by non non mama at 2008-03-22 11:44 x
私は、パッケージに縛られていると思います。
何処の会社の・・・・では無く、絵柄で手を伸ばしています。
家族に買い物を頼む時に「どこの?何?」と聞かれ、色柄しか説明できません(苦笑)
Commented by h_with_the_wind at 2008-03-22 23:27
☆non non mamaさん
毎日使っているものでも、商品名があやふやなものってありますよね。買い物に行ったら、棚に並んでいるもので家にあるのと同じものを買えばいいわけで…。結局、商品名を覚えない…(笑)。