シルクロード鑑賞

 夫が買ってくれたNHKシルクロードのBOX入りDVDをさっそく見ました。母より先にね。

 第一巻は、「遥かなり長安」。
 DVDをセットしている間もわくわくして、操作することさえもどかしく感じます。

 喜多郎のテーマ音楽。こんなにこんなに静かな始まりだったのですね…。風に吹かれて砂漠の砂が動く音を連想します。
 かつての長安からシルクロードの旅は始まります。
 唐とローマを繋ぐ古代の交易ルート、シルクロードという単語は誰もが知っていて、それでもまだまだ謎に包まれていました。レポーターとして登場された作家の陳舜臣さんの静かな興奮が画面から伝わってきます。

 秦の始皇帝が造らせた阿房宮の一部である兵馬俑の発掘現場が映りました。
 兵馬俑の発見から日中取材班のテレビカメラが入るまで一切の撮影は禁止されていた、とナレーションが入りました。
 78年夏、日本と中国の間で平和友好条約が調印されました。その翌年から中国の内陸部への日中共同取材が開始されました。それがNHKシルクロード日中取材班であり、外国のカメラにとってこの撮影は初めて許可されたものでした。

 番組放映の6年前、井戸を掘っていた人が地下4mの深さで偶然に兵馬俑を見つけました。その発見者楊培彦さんは、日に焼けた健康そうな顔に笑みを浮かべて取材を受けています。
 撮影された当時、掘り出された俑の数は600体、全体の1/10で完了するまでに20年はかかるだろう、と予想されていました。この撮影から29年、まだ完了には至らずなおも調査と研究は続いています。

 私にとって1980年にタイムスリップすると同時に遥か昔のシルクロードへの旅は、まだ始まったばかりです。
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by h_with_the_wind | 2008-05-22 23:59 | 芸術 | Comments(0)