エレーン

 「生きていてもいいですか」と、いうタイトルの中島みゆきさんのアルバムがあります。

 宮本輝さんの小説「星宿海への道」を読んでいて、ふとこのアルバムの中の「エレーン」が浮かびました。一度頭に浮かぶと毎度のことですが、小説を読みながら頭の中は「♪エレーン、生きていてもいいですか…♪」と、そこばかりがリフレインしていました。

 落ち込んだ時には、とことん落ち込んだらいいのだ、とばかりにこのアルバムを聴いていた時期がありました。暗い曲、悲しい歌詞ばかりです。

 今、何をそんなに落ち込んでいたのだ、とその頃の自分を笑えるなんて幸せの証なんでしょうね。

 まあ、これでも時々、失敗して落ち込んでしまうことがあるけれど、いつの間にか勝手に立ち直っています。とりあえずしなくてはいけないご飯作り、掃除、洗濯…。守るべき子供たち、そしていつしか両親も頼るものではなく頼られる立場に変わってしまったことで私も逞しくなったのでしょう。それが「オバサン化」ならそれも甘受しましょう。
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by h_with_the_wind | 2008-06-28 23:59 | 芸術 | Comments(0)