今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

地学

 大きな地震が続いたり、気候がおかしくなっていたり、ひとりの人間の経験だけでは処理しきれないほどの地球環境の変化に不安を感じます。

 私たちは、かつて地震によって大きく歪んだ地層や山を伝って流れた水が川になり大地を削って海に注いでいく姿を雄大な自然の産物として受け止めています。現実にそれが進行形として目の前に表れた時、ただ畏怖の念を抱くしかなす術はないのでしょうか。
 地震、気候、天体といった自然現象について高校時代に学んだのは、「地学」の授業でした。

 一週間ほど前に新聞記事で、高校の地学の先生の高齢化についての記事を読みました。高齢化といっても現役の先生についてですから、一般にいわれる高齢化とは別に考えるべきで、定年を迎えられて現職を退いていかれるという意味です。
 新聞記事をぺらりと読んだだけで、古紙回収に出してしまったので確認できないのですが、その後もどうも気になっています。

 確か記事によると、大学入試センター試験において物理と地学が同じ時間帯に行われる→高校の授業では物理に重点が置かれる→地学が高校の授業からはずされるという図式が記されていました。
 これも「ゆとり教育」の落とした影の部分でしょうか。
 (高校の授業では「理科総合」という私たちの時代にはなかった科目があります。理科総合で理科の科目を網羅しているから地学は独立した分野では必要なくなった、ということかもしれません。理科総合に内包された地学分野に関しては、化学や物理、生物の先生がフォローしているということでしょうか。よくわかりません…)

 やがて地学の先生が高校からいなくなってしまう日がくるのでしょうか。
 わたしにはわからないことが多いのですが、生活に密着した学問であるだけに「いいんかなあ?」との思いが消せません。
 ひとつの学問の系図が途切れてしまうことは、これまで受け継がれてきた知識に新たに発見をプラスして、より幅広く生活に活かしていく機会を自ら放棄していくことになりはしないでしょうか。
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by h_with_the_wind | 2008-07-28 23:59 | 理科 | Comments(4)
Commented by のんちゃん at 2008-07-31 06:41 x
本当に、同感です!!このあいだ、父がおくってくれた、日本雑誌のなかで、日本の、教育の質がとても、落ちている、、とかいてありましたが、、あと、国の、教育費の削減だとか、、
教育は、とっても、大事だとおもうので、そういうことには、お金を費やして、誇りある、日本人を育ててほしいのです。
と、関係ない話になってしまいましたが、、(笑)生活に密着した、学問、、本当に、そのとうりだと、おもいます!!
Commented by 風屋 at 2008-07-31 08:52 x
企業活動に例えると、教育は先行投資です。
投資のないところに新たな価値は生まれません。

さて、地学大好き、地理大好き家族の親父としては
地学や地理をないがしろにされると悲しくなってきます。
センター試験で地学を選んだ息子たちも同様です。
どう逆立ちしても文系頭の我が一家(次男は体育会系頭)。
理解できる唯一の理科科目でもあったのですが・・・(笑)
Commented by h_with_the_wind at 2008-07-31 23:10
☆のんちゃん
教育の質が落ちている…。そうですね。
小学校一年生の授業を成立させるのに、すごく時間がかかるのだそうです。躾から始めなきゃいけないみたいね…。
Commented by h_with_the_wind at 2008-07-31 23:21
風屋さん
>教育は先行投資です。
そうですよね。先行投資、それがぴったりだ!
節約は必要だけど、してはいけないところでする節約はケチですよね。←あれっ、違う?

私も文系で、地学が唯一理解できるクチ。同類ですね(笑)。