一方聞いて沙汰するな

 NHK大河ドラマ「篤姫」が面白いのは、キーワードとなる言葉が一貫していることにもあるように思います。

 たとえば、『女の道は一本道』という台詞がありました。
 篤姫が島津本家の養女となることが決まって、更にその先で徳川に嫁ぐことが見えてきた時に、乳母が姫に向かって言いました。もう後戻りはできないのだ、と決心を促す言葉です。
 あまり表には出て来ないので流行語とまではいかないかもしれないけれど、結構、女性の小さな集まりでは話題になっています。

 私は、篤姫の母が嫁ぐ娘に贈った『一方聞いて沙汰するな』という言葉が心に残っています。
 安政の大獄を断行した井伊直弼に反感を持ちつつも、天璋院(篤姫)が井伊直弼の意見に耳を傾けようという気持ちになったのは、この母の言葉が心に残っていたからだとドラマでは描かれていました。

 『一方聞いて沙汰するな』
 何かにつけて日本の世論は一方に流れていくばかりで、議論の余地がないように思えます。一筋の道ができると、瞬く間に本流になってしまうことに不安を感じます。
 少数意見にも耳を傾けられる『大人』になりたいな、と思います。

 まず手始めは、我が家の長女と次女の言い分です。
 まだまだどちらも世界が狭くて、勝手な解釈と姉妹故の甘えからぶつかることがあります。



 だけど……。
 はあ〜。聞くんじゃなかった〜。
 あまりに馬鹿馬鹿しくて損した気分になりました。
 姉妹の喧嘩には耳を貸す必要がないことを学びました。
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by h_with_the_wind | 2008-09-10 23:59 | わたし | Comments(0)