三つの単語

 両親に付き添って病院に行くようになってもう10数年になります。
 この10数年の間に内科、整形外科、眼科、泌尿器科、神経内科…、いろんな病院のいろんな専門科に同行しました。
 カルテを見た先生は、
「○○さんは、お元気そうだけど、一応チェックしておきますね」と、言って必ず問診をされます。

 「今から言う三つの単語を覚えてくださいね。5分くらいしてもう一回聞くから、この三つの単語を繰り返してください」
 そう認知症の検査です。
 花、動物、乗り物の中から選ばれる単語は、いつも同じです。もう両親も覚えてしまっています。傍らにいて可笑しいくらいすらすらと単語がでてきます。
 もちろん、他にも100から順番に一桁の数字を引いていくなどの問診がありますから、三つの単語を覚えることだけで判断されるわけではないのでしょう。

 それでも、どうしてこの三つの単語が選ばれたのかなあ、と考えてしまいました。お年寄りでもイメージを抱きやすい単語、誰もが良く知っている単語…きっとそんな基準で選ばれたのでしょう。
 ここから私の妄想が始まります…。
 もしも三つの単語が覚えにくいものだったら、『ゴールデンレトリバー』『テッポウユリ』『リニアモーターカー』だったり…。
 お医者さんが5分後、患者さんに再度尋ねることを忘れて患者さんから指摘されたらちょっと面白いかなとか。
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by h_with_the_wind | 2008-11-09 23:59 | わたし | Comments(2)
Commented by カンナ at 2008-11-17 18:36 x
そりゃやっぱりわかりやすいものでも、ちょっと替えたらいけないんでしょうか??
季節によって「紫陽花」「アマガエル」「遊覧船」
「シクラメン」「白鳥」「除雪車」なんてだめですか?(だめか・・・)
認知症、もしかしてもうなっているのでは??と思うくらい、忘れっぽい私です。
Commented by h_with_the_wind at 2008-11-18 06:41
☆カンナさん
カンナさんの単語の選択は、綺麗だなあ。詩人ですね。
前者は、俳句の世界を感じます。後者は、白でまとめましたね♪
毎日失敗ばかりの私は忘れてしまいたいことが多いけれど、そういうことはしっかり記憶に残っています。