ノクターン

 ショパンのノクターンに乗せて平原綾香さんの綺麗な歌声が流れると、気持ちが乱れます。北国の光溢れる夏の映像が美しければ美しいほど、影の暗さに胸が詰まります。
 『風のガーデン』を見ています。エンディングに流れる音楽が、ショパンの曲に平原綾香さんが作詞した『カンパニュラの恋』です。

 『風のガーデン』は、倉本聰さん渾身の作品です。
 出演者の緒形拳さんは主演の中井貴一さんに
「『風のガーデン』は、君の代表作になるだろう…」と、言われたそうです。そう言った緒形拳さんの遺作となってしまいました。

 二年がかりで造成されたというブリティッシュガーデンには、三途の川の向こう側に見える花園という意味合いが込められているといいます。倉本聰さんは、どうやってそこに行き着くのか、どう最後の時を迎えるのかを描きたかったとコメントされています。

 私自身のこともあるけれど、私にはその前に送らなければならない人がいます。
 『カンパニュラの恋』が流れる瞬間に、日頃は自然と避けている問題を現実のものへと引き戻されて気持ちが乱れるのかもしれません。いつと残りの時間を告げられて覚悟をしたとしても、その時はきっとやっぱり『突然』なのだろうな、と思います。
 ショパンのノクターンを聴くとこのドラマを思い出すことになりそうです。
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by h_with_the_wind | 2008-11-27 23:59 | 芸術 | Comments(4)
Commented by wocha2 at 2008-12-03 13:26
曲でなにかを連想することって、ありますね。多いです、結構。

なにかで読んだのですが、人は生まれてくるときに、今生での課題を与えられるそうです。
その課題を実現するために、履修届けみたいなものを出して、生まれる場所や親を選んで誕生するらしいんだけど。
私の課題はなんだったんだろ?って知りたいですよね。
これは試練なのか?それともまだまだなのか?!ってw
でも生まれてくるときに忘れ川を渡って、それは忘れてしまうとか・・。

生まれてくるときでさえ、前後の記憶もないってことは・・。
そのときは『突然』なのかもしれないけど、そのときの自身にはなにか手続き?や緩やかな時間があるかもしれねいですね・・。

あぁ・・。そう思いたいw
Commented at 2008-12-03 21:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by h_with_the_wind at 2008-12-03 23:21
☆wocha2さん
辛い時は自覚できるけど、幸せな時は意外と自覚できていなかったりしますよね。

産まれる時に提出した履修届(この表現、なんか好きだわ♪)、なんて書いていたのでしょうね。
もう一度川を渡って評価をもらうのかしら?AとかBとか…。不可だったらやり直しかなあ。
Commented by h_with_the_wind at 2008-12-03 23:29
☆鍵コメ at 23:21さん
ありがとう。
年を重ねるごとに両親の体力や気力が弱っていくのがはっきりとわかるようになりました。
子供というのは親の元気な姿をしっかり覚えているだけに、そんな姿を見ると切ないです。