いよっ、大統領!

 今年11月の始めに次期アメリカ大統領に決まったバラク・オバマ氏。実際に大統領として執務を行うのは、来年1月の就任式を経てからだそうです。

 オバマ氏が大統領選挙に出馬を表明したのは、今から約2年前の2007年2月です。
 その後の準備期間を経て、民主党の大統領候補指名権を得るためにヒラリー・クリントン氏と時には中傷合戦とまで言われた選挙戦を繰り広げたのは記憶に新しいことと思います。ヒラリー・クリントン氏が圧倒的に有利という当初の予想に反して、今年の夏、民主党の大統領候補指名権を得ました。
 勢いは止まらず、アメリカ大統領選挙では、共和党の牙城ともいわれるパージニア州、ノースカロライナ州、インディアナ州でも勝利を収めて次期大統領となることが決まりました。ほんのひと月前、2008年11月4日のことです。

 『選挙戦を戦ううちに大統領になっていく』
 いつかどこかでアメリカの大統領選について聞いた言葉です。
 今回のアメリカの大統領選挙は、歴史上初めての女性候補とこちらも初めてのアフリカ系候補の登場で日本でもこれまで以上に注目度が増しました。
 準備と覚悟、自信と挫折、出馬表明をした後もこの繰り返しだったのではないでしょうか。『選挙戦を戦ううちに大統領になっていく』という言葉は言い換えると、大統領として国民に育てられ、自覚とともに育っていくのだとの印象を受けました。

 日本まで伝わったアメリカ大統領選挙の興奮は沈静化したものの、具体的な政策計画と閣僚人事が発表されています。次期大統領と決まってから就任までの2ヶ月間にしなければならないことが山積みされていることでしょう。

 ひとりの大統領が出馬表明から誕生するまでの期間に2人の首相がリタイアしその度に慌ただしく閣僚が決まっては消えていった我が国では、長期的な計画をたてたり希望を持つことさえできません。ずっと続くこの閉塞感から解放されるのはいったいいつになるのでしょう。
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by h_with_the_wind | 2008-12-01 23:59 | 社会科 | Comments(4)
Commented by さくら at 2008-12-09 02:20 x
風懐さん、こんにちは。このアメリカ大統領選の緊迫感を肌で感じながら、日本の嘆かわしい現状も垣間見てきました・・・。この大統領選挙戦は、選挙権の無い私にとってもかなり重要なものでした。やっぱり教育にも大きく関わってきますからね。不況の煽りをひしひしと感じる国民達も、来年一月以降に大きな期待をもちつつ、それまでの政策計画をじっくり観察している状況です。
Commented by h_with_the_wind at 2008-12-09 06:25
☆さくらさん
アメリカで生活している方にとっては、無関心ではいられないことでしょうね。お祭り騒ぎとも言われるけれど、付け焼き刃や棚ぼたではMr.Presidentにはなれないことがよくわかります。

日本では、学生の就職内定取り消し、派遣社員の失業と厳しい年の瀬を迎えています。
Commented by バラク・オバマ at 2008-12-09 14:22 x
話題にしていただきありがとう。
我が国発の金融危機によって貴国をはじめ世界中に影響を及ぼしたこと
アメリカ国民として深くお詫び申し上げます。
もともと産業の潤滑油として存在すべきだった金融が
それ自体産業になってしまい、複雑な金融工学と化してしまったことが
今回の金融バブル崩壊に繋がったと思っています。
巨大なシステムと強大な軍事力によって
アメリカが世界を仕切る時代は終わりを告げたと考えます。
今後は地球市民の一員として、
ひとつひとつの産業、ひとりひとりの人間と真摯に向き合い、
他国の皆さんとも対話を繰り返しながら
新しいアメリカ、新しい世界を作っていきたいと思います。
Yes!! Change!!
                     代筆:風屋(笑)
Commented by h_with_the_wind at 2008-12-09 23:07
☆バラク・オバマこと風屋さん
あー、びっくりした!
ホワイトハウスから召喚かと思いましたわ。
リンクの先がホワイトハウスだったら…と、おっかなびっくり、でも興味津々…。なあんだ。あっ、ごめん!

Changeの先が、平和であることを祈っています。