雪かき

 元旦早々、雪と縁の深い方たちからコメントをいただきました。ありがとうございます。

 雪が積るということがハンデキャップだと知ったのは、学生時代を北海道で過ごしてからです。
 ドカ雪の夜が明けると、玄関のドアが開かないことさえありました。ぐっと力をこめてひと押し、隙間ができたら体重をかけてズズーッと。ドアの数センチ上まで雪が積もっただけでひと苦労しました。

 雪が積り始めると、間髪を入れずに除雪車が動き始めます。少しでも遅れるとどんどん仕事量が増えますし、何より最初の雪が新しい雪の重みでどんどん固まっていきます。
 わずかな積雪で交通マヒを起こしてしまう大阪のように無防備な状態でいると、もう冬眠するしかありません。

 年末のデパートで職人さんの技を集めたイベントがありました。その中に綺麗な木工製品のお店がありました。スプーンを始めとした身近で小さな食器から靴べらなど少し大きな木作りの商品が並んでいました。木の色も美しく、なめらかな曲線、手に取ると木肌が詰まっているのがわかりました。手のひらに乗るスプーンなのに、北国の大きな木を連想しました。

 店番をしていた青年に、
「どこから来られたのですか?」と尋ねると、
「岩手県です」とのお返事をいただきました。
 ほら来た(笑)。私の憧れの「岩手県だ」
 そうなると勢い話がしたくなります。
「もう雪の季節ですね」
「雪かきに帰らなきゃいけないのだけど…」
 青年は、そう言うと口ごもってしまいました。
 故郷のご両親のことを思ったのか、重労働の雪かきを思い描いたのか、私にはわかりません。

 雪の中でしっかり根をつけた木は、姿を変えても誇り高く自己主張しているかのようです。
 一日でもサボると全てが自分に返ってくる雪かき。私には、何のお手伝いもできないけれど、そんな人たちがいることを忘れないでいようと思います。
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by h_with_the_wind | 2009-01-02 23:59 | 季節の中で | Comments(12)
Commented by カンナ at 2009-01-05 22:48 x
冬ごもりの地方の手仕事って、丁寧で奥深いですね。
岩手なら、私はホームスパンのものにあこがれています。
オットは、飛騨の家具にあこがれおりまして、昨日のコメントでも書き込みましたが、高山に行ったときはかならずある家具屋さんのショールームに寄ります。手作りの温かみと、材の個性がはっきり出た重厚なテーブルなど、撫で回して(笑)「ええなあー」と言ってますが、これを買うなら、見合ったつくりの家が要るんじゃないかと・・・

てんてん は、京言葉で手ぬぐいの意味です。
Commented by h_with_the_wind at 2009-01-06 07:47
☆カンナさん
ホント、そうだ!
厳しくて長い冬を乗り越えるためには重厚で温かいぬくもりが必要で、必要なところにはそういったものが生まれるのでしょうか。
ホームスパンも飛騨の家具も素敵です。私も欲しいなあ。

京言葉で手ぬぐいのこと、「てんてん」ですか。可愛いね(笑)。
Commented by 風屋 at 2009-01-06 09:28 x
あけましておめでとうございます。
ところで・・・呼びました?(笑)
木工製品なら↓私の知人がやってるこんな会社もあります。
http://www.sagar.jp/
ホームスパンは花巻市東和町ですね。我が家から車で20分。
パテントの関係で大きな声では言えないらしいのですが
あの○ャネルの素材としても使われていますよ。
家具なら岩谷堂箪笥か一刀彫が基本の岩泉純木家具。
これらはすべて盛岡市材木町あたりで購入できます。
光原社あたりでいかがでしょう?
(http://www15.ocn.ne.jp/~kogensya/index.htm)

ところで今のところ雪かきの必要がないほど穏やかな岩手。
うちの長男も「雪かきしなかったなぁ」と帰って行きました。
暮には一時荒れた天気のこともありましたが、
年明けからあまりに好天過ぎて後がコワい気もします(^^;

ブログパーツの翻訳機能おもしろいですね。
ポルトガル語があってドイツ語がないってのも面白い(笑)
タイ語やヒンディー語みたいな
文字そのものが特徴的な言葉ももっと揃えて欲しいなぁ。
Commented by h_with_the_wind at 2009-01-06 23:36
☆風屋さん
おめでとうございます。
きたきた(笑)。
岩手県に行ったら、あそこに行って…あれを買って…。すっかりルートが出来ました(笑)。ありがとう。

やさしいご長男ですね。雪国の人にとって、冬に雪がないというのはどんな感じなのでしょう。

ブログパーツの翻訳機能、わりにいい加減だなあ、と思いつつ面白いのでしばらく固定記事にしてみます。
Commented by houserenovation at 2009-01-07 01:06
雪かき・・・秋田の豪雪地方で生まれ育った私にはいい思い出がありません。雪が降り出したらこまめにしないといけない、と言われ、やっぱり雪かきにかりだされました。寒くて大変な思い出しかなかったので、将来は雪の降らない暖かい場所に住みたい、と思っていましたがその願いかなわず!?コロラドも雪が降り寒いところですが、ボルダーはかろうじて大陸分水嶺の東側なので、山岳地方に比べればまだまし。それにコロラドの太陽は強烈ですよね、すぐに溶けちゃうところも秋田とは違います。こういう雪国生活も悪くないかも、と思い始めたところです。

綺麗な木工製品・・・日本らしくていい響きです。日本の職人さんの技術って本当に秀でてるんだろうな、と思います。こちらでは何をするにも、お金を払っても確実なものを手に入れられる保証はないんですもの。

ブログのリンクの件、どうぞよろしくお願いします。さくら
Commented by wocha2 at 2009-01-07 14:19
ホント・・・。雪ってね・・・・(;´ `)
昔は除雪も今ほど良くなかったから、大変でした。
今はね、昔ほどでもないんですよ^^
比較的、昔よりは、除排泄が行き届いています^^
それでも家の周りの雪かきは、各家の仕事・・トホホ。
もう、イヤになりますね。
でも、雪かきも良い運動になると思って、『灯油燃やすな!脂肪燃やせ!』で頑張ってますww
今日は深々と降っています。
夕方まとめて雪かきデス^^;
Commented at 2009-01-07 14:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by h_with_the_wind at 2009-01-08 06:19
☆さくらさん
小さい頃から雪かきをされていたのですね。豪雪地帯の積雪量というのは、容赦しませんものね。大変です。

日本人の技って素晴らしいですよね。100均でも木のスプーンはあるけれど、全然違います。使い込むほどに味が出るのは不思議です。

ブログリンクの件、ありがとうございます。
Commented by h_with_the_wind at 2009-01-08 06:29
☆wocha2さん
「むらくせつけんちく…」
最初耳にした時、何のことかわかりませんでした。「無落雪建築」なんですね。雪って恐いんだなあ、と知った言葉です。
>『灯油燃やすな!脂肪燃やせ!』
明るく頑張れ!
Commented by h_with_the_wind at 2009-01-08 06:30
☆ケセララさん
わっ、ブログに取り上げていただいてありがとうございます。
喜んでいただいて嬉しいです。
Commented by のんちゃん at 2009-01-08 22:11 x
風懐さん!!あけましておめでとうGぽざいまーーす!!ことしもどうぞ、よろしくおねがいいたっします!!

こちら、ヨーロッパは、例年にない、さむさで、こごえしにそうですーー。

上の、翻訳機能機いいですねーー。うちの、夫が、日々わたしのかいていることが、きになるようで、、うしし、、おしえてあげようかなーー。。うーーん。。うははははーー。
Commented by h_with_the_wind at 2009-01-09 06:15
☆のんちゃん
おめでとうございます。
ヨーロッパは寒波ですか。
久しぶりに更新されたのんちゃんのブログを見て、びっくり仰天!パン屋さんになるなんて。魔女の宅急便に出てくるような素敵なパン屋さんを連想しています。
寒波の中、出来立てパンで皆さんを温かく包んであげてね。

うふふ…。翻訳機能。ちょっとおもしろいよね。