四半世紀振りに…

 母の一番下の妹と会いました。
 叔母と会うのは久しぶりです。同じ関西に住んでいてもそれぞれ日常生活に追われていてなかなか会う機会がありません。

 今回、会うなり叔母が
「これ、覚えてるかなあ」と、紙袋を差し出しました。
 何だろうと興味津々で紙袋を覗くと茶色いジャケットが出てきました。
「えーーー、何で?」
 四半世紀振りに見る私のジャケットです。

 その昔、私がいない時に実家へ遊びにきた叔母が帰宅しようと表へ出ると上着なしでは帰れないほど寒くなっていたのだそうです。それで妹を案じた母が手近にあった私のジャケットを着て帰るように勧めたのだそうです。

 そう言えば母からそんなことを聞いたような気もしますが…、あんまりよく覚えていません。

 叔母は一度着ただけで大切にしまっていてくれたそうです。
 その後、叔母と私は何度も何度も会っています。
 叔母は地震も経験しましたし、引っ越しもしています。それでも私に返さなきゃと思って手放さずにいてくれたのだそうです。

 ふた昔以上前に着ていた服を前にして、律儀な叔母の行為が嬉しいやら、可笑しいやら、一気に気持ちが緩んだ師走の午後でした。
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by h_with_the_wind | 2008-12-28 23:59 | わたし | Comments(0)