カテゴリ:北海道2015( 15 )

柳絮もしくはトーポリ

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 地面に白く積もっているのは、雪ではありません。
 柳絮(りゅうじょ)。白い綿毛のついたヤナギ科の種子です。


 ロシアではこのポプラの種子をトーポリといい、トーポリが舞い始めると夏が来るというそうです。
 北海道の気候は、ロシアに近いのだろうなと思う瞬間です。

 風に吹かれたポプラの木から柳絮がふわふわと落ちてくる様は、雪が舞っているようです。地面に落ちても溶けることはなく、風が吹けばまたフラフラと風に乗って吹き上がります。やがて力尽きて落ちると、ころころと転がってひとかたまりになっていきます。
 捕まえようとしても指先をするりと抜けていきます。
^O^/

遊びに来てくださって、ありがとう

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by H_with_the_wind | 2015-07-07 16:20 | 北海道2015 | Comments(2)

新緑

 日本文化は、季節としきたりに揺るぎない規則があります。身近な例では、衣替えや手紙の書き出しに用いる時候の挨拶、俳句の季語が挙げられます。
 でも、その基本となる季節は都(京都あるいは東京)が中心です。

 日本の多くの地方が梅雨真只中の今、梅雨のない北海道は「新緑」の季節です。


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^O^/

遊びに来てくださって、ありがとう

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by H_with_the_wind | 2015-07-06 16:29 | 北海道2015 | Comments(0)
 札幌駅と大通公園を結ぶ駅前通り。
 学生時代を過ごした4年間に、何度この道を歩いたことでしょう。
 両側に並ぶビルも店舗も随分とかわりました。木彫りのクマやユーカラ織りを扱うお土産屋さんが姿を消しています。最大の変化は、2011年3月に札幌駅前通地下歩行空間が開通したことでしょう。

 変わっていくものに対して惜別を覚えるのは過去に囚われた個人の感傷で、そこに住む人にはきっと必要なことだったのでしょう。
 頭では理解しているつもりでも、変わらないものを見つけるとやっぱり嬉しくなります。


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 「札幌テレビ父さん」なんて名前が付けられても、大通り公園のシンボルです。
 とうきびを売る屋台から漂う香りが、大通公園にいるのだという実感を与えてくれました。テレビや写真で見ることはできても、香りや空気感は伝わりませんもの。




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 大通公園の地下に降りるとオーロラタウン。
 札幌を離れる前に友達と別れの盃を交わした(笑)お店。
 長い年月が流れたにも関わらす、そこに居続けてくれたことに感謝の気持ちさえ抱いてしまいます。


 書店事情も随分と変化したようです。
 地下鉄大通り駅からポールタウン側に出たところにあった書店「リーブルなにわ」は、札幌へ来て初めて入った書店です。新書が充実していて、ここでクセジュと出会いました。
 不二家と立ち食いそば屋の間に入口がありました。
 今も書店の入口があるので、迷わずそちらへ歩いていきました。立ち食いそば屋から醤油の香りが漂ってきます。地元とは異なる出汁の香りに過去の記憶が重なります。
 入ってみると、あれれ、様子が違います。
 そう本屋は本屋でも違う書店に代わっていました。


 すでに住民ではなくなった私には、ひとつひとつが過去との比較で、ひとつひとつに思い入れや感情があるのだと知りました。とうきびを焼く香りや故郷とは異なるうどん出汁の香り、臭覚が記憶と結びつくと聞いた事がありましたが、ここで実感するとは意外でした。
^O^/

遊びに来てくださって、ありがとう

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by H_with_the_wind | 2015-07-05 10:18 | 北海道2015 | Comments(0)

信号機

 札幌の交差点で信号待ちをしていて面白いな、と思ったのは、信号機です。
 日本中の信号機がLEDに代わっていっています。従来の信号機に比べると、節電効果、西日を受けても視認性が高いこと、更に寿命が長いという長所が挙げられます。

 以前、テレビのニュースで、このいいことずくめのようなLED信号機にも弱点があると知りました。LEDの信号機は発熱しないので、信号機の表面に付着した雪が融けず、横殴りの雪がそのまま凍りついて真っ白になってしまうそうです。
 雪国では、これまでも雪の重みで信号機が壊れないように、雪が積もる面積が少ない縦型が採用されるなど工夫していたようですが、この新たな問題にどんな対応をしたのか知らずにいました。

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 雪が積もらないように傾斜がついていました。
 なるほどね!

 今は、初夏。
 確認はできないけれど、きっと効果があることでしょう。
^O^/

遊びに来てくださって、ありがとう


信号機とは関係ありませんが…
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by H_with_the_wind | 2015-07-04 16:48 | 北海道2015 | Comments(2)

十勝日誌

 六花亭の「十勝日誌」には、まだ社名が帯広千秋庵だった創業時からのお菓子がいっぱい詰まっています。
 ひとつ鍋、大平原、白樺羊羹……。
 北海道の自然に由来した名前。どれも昔ながらのモナカや羊羹といった懐かしいお菓子です。
 このラインナップでは、マルセイバターサンドは、ルーキーでしょうか(笑)。あれっ、「らんらん納豆」が、まさかのスタメン落ちでした(笑)。

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 北海道に行ってきました。
 新千歳空港に着くと、「イランカラプテ」と書かれた大きな垂れ幕が旅行者を迎えてくれました。 アイヌ語です。
 「こんにちは」

~✩✩✩~✩✩✩~   ~✩✩✩~✩✩✩~


 短い旅を終え、自宅用に「十勝日誌」を買って帰りました。
 北海道のどこへ行っても美味しそうなお菓子や新鮮な海山物でいっぱいの土産物店と人だかり。ちょっと疲れました。
 それでも何か買って帰りたくて思い出したのが、「十勝日誌」でした。

 代わり映えのしない箱に入った懐かしいお菓子。
 私には充分でした。


 旅の余韻にお菓子を食べて、おしまい!のはずでした……。
 後日、録画したままになっていたNHK「歴史秘話ヒストリア」北の大地に夢を追えー”北海道”誕生の秘密―を見ました。この回の主人公は、「北海道」の名付け親、松浦武四郎でした。

 幕末、旅への憧れを胸に秘めた少年松浦武四郎が、成長して全国を旅するうちにたどり着いた蝦夷地。未知の大地での旅を支えてくれたのは住民のアイヌの人たちでした。彼らと交流するうちにアイヌの人たちの過酷な現状を知ります。
 江戸に帰った武四郎は、アイヌの人たちの苦境を広く伝えようと、文字を持たないアイヌの人に代わって紀行文を書きます。
 この紀行文23冊の第一巻が「十勝日誌」でした。安政5(1858)年頃の十勝の様子が詳細に書かれていて、挿絵と軽妙な文体が好意的に受け入れられたといいます。

 六花亭のお菓子「十勝日誌」の箱は、松浦武四郎の苦労を偲び永く記憶に留め、感謝を捧げるために、十勝日誌の原本より表紙その他を転写複製したものだそうです。
 これまでにも何度も買ってお菓子の箱に入れられた冊子も読んだことがあったはずなのに、気が付きませんでした。

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 たまたま買ったお土産とたまたま見たテレビの思いがけない符合に驚きました。
 ※明日からしばらく北海道旅行記を綴ります。
^O^/

遊びに来てくださって、ありがとう

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by H_with_the_wind | 2015-07-03 18:33 | 北海道2015 | Comments(0)