カテゴリ:思い出話( 117 )

三河と尾張

 私が大学を卒業して2年目の職場でのことです。
 新人が配属されて挨拶にやってきました。愛知県出身の新人に対して、定年を控えた年齢の上司が、
 「愛知はどこかね?三河か、尾張か?」と、尋ねられたのがとても印象に残っています。
 その上司は、愛知県豊橋のご出身でした。
 三河と尾張?
 まだ20代の前半だった私には、江戸時代を彷彿する表現がとても古臭く、そして普段耳にしないだけに新鮮なことと受け止めました。

 三河と尾張では土地の人の気質が違うらしい、と知ったのは、随分後になってからです。
 街道が四通八達して物流に適した尾張は商業的センスに恵まれ大胆な発想と動きのできる織田信長を生み、山岳地帯から起こした三河は手堅い農民気質を持った徳川家康を生んだと言います。

 ホントかな?
 私にはよくわかりません。

 「国盗り物語」「関ヶ原」(共に司馬遼太郎著 新潮文庫)と続けて読み終えて、次は全く違う小説を読もうかとも思いましたが、何か心残りがありました。そう異質の小説に移る前に、知っているようで知らない徳川家康のことを読もうと決めました。

 かつての上司は、自分と同郷であるか否かを新人さんに尋ねましたが、三河と尾張って仲が悪いのでしょうか。
(^_^;)

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by h_with_the_wind | 2010-10-04 23:59 | 思い出話 | Comments(10)

運動会

 朝から何だか表がにぎやかだな、と思っていたら、小学校の運動会でした。
 下の娘が高校生にもなると、運動会が遠い世界のことに思えます。

 2学期の水泳授業が終わると、すぐに運動会の練習が始まりました。大きな水筒のお茶を空にして帰ってくる娘は、疲れ切っていましたっけ。
 私は私で何日も前から当日のお天気を気にしていました。当日はお弁当の支度、カメラとビデオの充電をチェック、どんなに準備しておいたつもりでも、結局、慌ただしく出掛けた日も思い出になりました。


 長女の幼稚園の運動会。
 その年、次女はまだ最初のお誕生日も迎えていませんでした。生憎、夫は出張で不在でした。
 私は、長女と親子競技に出ることになっていました。普段、次女をみてもらっている友達も同じ競技に参加します。ほんのわずかな時間だけど、次女をひとりで観覧席に置いておくわけにもいかず、急遽、夫の母にきてもらうことにしました。

 電車を乗り継いで一時間以上もかけて来てくださる義母のお弁当も用意しなくてはいけません。かなりのプレッシャーでした^^;
 幸いの好天で無事に長女の運動会を終えましたが、あの日、どんな風に義母を迎えたのか、幼稚園のどこでお弁当を食べたのか、もう記憶も曖昧です。
 長女の出場種目の合間を縫って、次女をバギーに乗せて散歩に連れ出してくれた義母が慌てて戻って来たことだけは鮮明に覚えています。幼稚園を出るまでは機嫌の良かった次女が、突然泣きだして、何をしても泣きやまなくなったと言います。

 あの頃、毎日ただただ走っていたな、と懐かしく思い出します。たくさんの人に助けてもらったと感謝しています。
m(__)m

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by h_with_the_wind | 2010-10-03 23:59 | 思い出話 | Comments(0)

梨 

 甘くて水分たっぷりの秋の味覚をいただきました。
 梨です。
 鳥取出身の友人からいただいた梨は、もちろん『20世紀』です。私にとって梨は、この色白の20世紀です。

 学生時代に北海道で、
 「梨、あげる…」と、言われたのに、それは私の知っているものではなく、心持ち茶色い果物でした。
 お礼を言ったものの、心の中では、
 「なんかちがう…」と。(笑)
 それが私の豊水との出会いです。

 帰宅して早々に食べてみました。あっさりしていておいしい!でも、やっぱり私の思っている「梨」とは違った味がしました。
 後日、スーパーに行って確かめてみると、果物コーナーに並んでいるのは、『豊水』ばかりで、『20世紀』は置いてありませんでした。

 今でも、豊水と20世紀が並んでいると、20世紀を選んでしまいます。子供の頃の味覚は一生ついてまわるのかもしれません。
 20世紀梨って、前世紀なのに…ね。
(^_-)-☆

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by h_with_the_wind | 2010-09-14 23:59 | 思い出話 | Comments(0)

思い出のメロディー

 夜、NHKのニースが終わってテレビをそのままつけていたら、「思い出のメロディー」が始まりました。
 「思い出の~」とか「懐かしの~」とタイトルのつく歌番組は、両親世代のためのもので私には退屈なもの、と決まっていました。そそくさと台所仕事を終えてテレビの前に座る母の姿が思い出されます。

 それが、知っている歌の方が多くなってきました。
 中村雅俊さんの『ふれあい』を聞いていると、あの時代に考えていたことや空気感が鮮やかに蘇ってきました。
 久しぶりに聴く八神純子さんの『パープルタウン』に、弾けるくらいのパワーでピアノを弾くかつての彼女の姿と毎日が新鮮だった自分自身が思い出されました。

 夏の夜、一年に一度くらい、昔を懐かしく思い出す日があってもいいですよね。
^o^

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by h_with_the_wind | 2010-08-21 23:59 | 思い出話 | Comments(2)

Excuse us!!

 アメリカのスーパーで、商品を見ていた私の背後から
「Excuse us!」の声がしました。
 はっとして振り返ると、そこには子どもを連れた女性がいました。

 「そうかあ!」
 学校の教科書では、「Excuse me」と習ったけれど、その時の女性は子供を連れていてふたりですから複数形の「us」を使うのですね。


 やっぱりスーパーで子供を見失った母親が息子の名前を呼んでいるのに出会いました。すぐに、隣の通路で、
 「Over here!」という息子の返事が聞こえました。

 「そうなんや!」
 Over thereに対してOver hereか…。


 夏休みのスーパーには、普段より子供の姿が頻繁に見られます。ふっと実地で学んだ英語の表現を思い出しました。
^o^/

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by h_with_the_wind | 2010-08-19 23:59 | 思い出話 | Comments(2)

スターウォーズ

 ここのところ夜中になるとリビングからスターウォーズの力強いテーマソングが聞こえてきます。
 BSでエピソード順に、連夜スターウォーズを放映しています。遅くに帰宅した夫は、毎晩その日に録画した映画を見ています。

 エピソード4から始まったスターウォーズは、子の時代を描くのに3話を費やし、時代を遡ってエピソード1からの3話で親の時代を描いています。
 今回の放映は物語を時系列に放映するというのがひとつの目玉で、世界初の試みだそうです。うーん、日本人が好みそうです。

 スターウォーズ・エピソード1が放映された時、私は冷めていました。アメリカの娯楽映画にどうして皆が熱中するのか、理解できませんでした。世の中に背を向けていたのは、単なる反抗期だったのでしょうか(笑)。

 初めてスターウォーズを劇場で見たのは、エピソード6でした。
 「途中から見てもわかるから…」と説くまだ結婚する前の夫に連れられて行きました。
 途中から見てもわからないところはわからなかったけど、ただ妙にスカッとした気分で映画館を出たことははっきりと覚えています。当時の最大限の技術を駆使した特撮、猛スピードで森の中を行くシーンでは、一瞬も目が離せませんでした。
 以来、あのスターウォーズのテーマソングが流れると、何だか元気が湧いてくるようになりました。
p(*^-^*)q

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by h_with_the_wind | 2010-07-23 23:59 | 思い出話 | Comments(0)

絵皿

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 母の持ち物を整理した時に出てきたものです。母の字が残った絵皿はそこに母がいたという確かな痕跡です。
^O^

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by h_with_the_wind | 2010-07-13 23:59 | 思い出話 | Comments(4)

 月曜日の朝だというのに土砂降りの雨。気勢を削がれます。
 テレビで坂本龍馬がお龍さんに「う・み」と言って笑顔の作り方を教えたのを真似して、「う・み」と言ってみました。


 2日前のエントリー「浴衣」を書いたものの、本当に箱根に行った年に『旅の宿』が流行っていたのかどうか記憶に自信が持てなくてアップすることをためらっていました。
 こんな時、兄弟がいると確認もできるし、派生して他の思い出話もでてくることでしょう。もっともそんな指摘をすると、兄弟のいる人からは、
「思い出したくもないことまで、言われるよ…」と、反論されそうです。
 私にとってはそれもまた楽しそうに映ります。

 ネットで検索して『旅の宿』が、1972年だということがわかりました。そして、母が箱根で戯れに描いた絵皿にちゃんと同じ年の年号が入っていました。
 記憶に間違いはなかったようです。
^O^

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by h_with_the_wind | 2010-07-12 23:59 | 思い出話 | Comments(2)

浴衣

 ♪浴衣の君は~すすきのかんざし…

 その年の夏、どこに行ってもこの曲が流れていました。吉田拓郎さんの『旅の宿』です。

 夏休みに両親と行った箱根の思い出と重なります。
 日頃、働きづめに働く両親にとって、たまには都会の喧騒を離れてのんびりしたいというささやかな願いがかなった旅行でした。
 でも、ひとり娘の私には退屈だったなあ(笑)。
 温泉はお風呂の延長だし、ご飯を食べたらもうすることもなくなってしまいました。テレビのチャンネル数も少ないし、ゲーム機があるわけでもないし…。のんびりするには、まだまだ子供でしたね。

 旅の宿のラジオから流れてくる流行歌『旅の宿』…。
 歌詞の意味がわかっていたとは言い難いけれど、知らずに口をついて出る少し悲しげな歌とお盆過ぎの高原の風景が今も重なります。


 今年、初めての浴衣を着る娘の着付けを手伝いながら、あの時の母の齢をもう越してしまったのだなあと思い、心の中で『旅の宿』を歌っていました。
^∩^;

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by h_with_the_wind | 2010-07-10 23:59 | 思い出話 | Comments(0)

主人公

 このあいだのミュージックフェアには、さだまさしさんが出ていました。
 さださんの息子さんがユニットTSUKEMENの一員としてデビューされたとか。さださんは、「イケメンまでいかないからツケメンでいいんじゃないか」のひと言でユニット名が決まったといいますが、メンバーは皆なかなかのイケメンです。
 昔、私たちが聞いていた歌手の子供さんたちが成長して、活躍するような時代になってきたのですね~。
 「おばちゃん、あんたが生まれた時から知ってるで~」って言いたくなります(笑)。

 学生時代、仲の良かった友達がさだまさしさんの歌が好きでした。影響されて私もLPを借りてよく聞いていました。コンサートにも誘われたけれど、そこまではしませんでしたっけ。行っておけばよかったかな、と今になって思っています。

 学生時代にたくさんの歌手のたくさんの歌を聞いたけれど、今もふとした瞬間に蘇るのがさだまさしさんの歌だったりします。不思議なことに…。

 ミュージックフェアで久しぶりに『主人公』を聞きました。
 この30年間、ずっと人気ナンバーワンの曲だそうです。きっと歌詞の中に出てくる

♪ 私の人生の中では 私が主人公だと ~


 このひと言が人気の秘密ではないかと思います。
 私にとって、迷った時にふと思い出して前に踏み出す勇気をもらえるのがこのフレーズです。
 『私の人生の中では 私が主人公』
(^O^)

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by h_with_the_wind | 2010-06-14 23:59 | 思い出話 | Comments(2)


今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。


by 風懐

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