今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

カテゴリ:課外活動( 245 )

龍馬への旅

 娘ふたりと高知へ行きました。長女は坂本龍馬に夢中です。

 学生時代に同い年の従姉とふたりで四国を、ほぼ一周したことがあります。岡山から宇野まで国鉄の鈍行に乗り、宇高連絡船で四国の高松に渡りました。
 1889年に初めて本州と四国の架橋を提唱されてから、1世紀、長女が産まれる前年1988年に瀬戸大橋が開業しました。

 本州側最後の特急停車駅児島から、四国側最初の駅宇多津までわずか20分です。長女の言葉を借りると
「やるなあ、日本人!」
 瀬戸内海に橋を架けた日本人の技術には驚嘆します。海を渡ったかつての旅行とは視点が違います。

 眼下に塩飽諸島が見えます。(グーグルアースで「瀬戸大橋」を検索してみると、瀬戸内海には実にたくさんの島があることが実感できます)

 28の大小の島々からなる塩飽諸島は、古代から海上交通の要衝で操船に長けた島民が住んでいました。戦国時代には塩飽水軍として知られ、秀吉の時代には大阪から九州への派兵の手段として活躍しました。江戸時代には、幕府から自治領として認められていました。

 ところで、私はまだ司馬遼太郎さんの「菜の花の沖」を読んでいます。淡路島出身の高田屋嘉兵衛の生涯を描いた小説です。
 小説の中に塩飽諸島の船乗りの話が出てきてひどく心惹かれるものがありました。

 多度津の沖には、塩飽諸島が、小餅をまいたように散らばっている。昔から今にいたるまで日本でもっともすぐれた船乗りを出してきたこの諸島がそばにあるというだけでも、多度津は海港としてめぐまれていた。沖船頭や水主にうち20人に1人は塩飽の出身ではあるまいか。
 大坂、兵庫とのあいだは、寄港船をふくめ、荷船、乗合船が、日にかぞえきれないほどに往来する。
「多度津なら、隣り町へゆくより楽じゃ」
と、兵庫あたりではいわれていた。(菜の花の沖2 司馬遼太郎 文春文庫)


 高田屋嘉兵衛は、幕臣近藤重蔵から、北海道の根室から国後島への海路を開くことを命ぜられます。

 ここまでやってくるについて、船は、宜温丸だけでなく、ネモロに繋いであったいま一艘の官船も同行してきている。重蔵は、その船で帰る。
 その官船には、嘉兵衛の郷里、淡路の属島である沼島の水主が数人乗っていた。
 瀬戸内海の塩飽の島々の水主と、淡路のそばの沼島の水主が日本一の船乗りであることは、世に知られていた。幕府はのちのち官船による蝦夷地への航海を確立するために、塩飽や沼島から人を雇い入れていたが、重蔵としては、この際、沼島を嘉兵衛の宜温丸に乗組ませることに決めた。それによって官船が手不足になるため、宜温丸の乗組員の一部と交替させる。
「沼島の者どもは、今後もこのあたりで官船を漕運する。そのため嘉兵衛が見つける潮路をおぼえさせておきたいのだ」
 と、いった。(菜の花の沖4 司馬遼太郎 文春文庫)


 眼下の島々を縫うように大小の船の白い航跡が幾筋も青い海に鮮やかにのびています。これまでなら、奇麗だなあ、のどかだなあ、と眺めているだけだったでしょう。
 司馬遼太郎さんの小説で、穏やかに見える瀬戸内の海が実は、島が潮の流れを堰とめる役割をしたり逆流を呼び込んだりして複雑に入り乱れることを知ったばかりでした。操船の技術や経験による知識に畏敬の念を覚えます。

 瀬戸大橋を渡り切るとそこはもう四国です。
 四国の中央部、ちょうどくびれた部分を汽車は南下していきます。汽車は、四国山地を真っ直ぐに、迷う事なくトンネルの中を突き抜けて高知を目指して走ります。
 土佐藩を脱藩する際に難渋して四国の山中を越えた坂本龍馬が知ったら何というのでしょう。
 長女と同様に
「やるなあ、日本人!」と言ってくれるでしょうか。
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by h_with_the_wind | 2007-03-28 23:59 | 課外活動 | Comments(0)

旅の前夜

 明日から二泊三日の旅に出ます。
 夜になっての旅支度、いつからこんな風になってしまったのでしょう。

 ブログの更新、一日遅れ、二日遅れは毎度のことで、何の影響もないと思いつつ、行って参ります。
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by h_with_the_wind | 2007-03-27 23:03 | 課外活動 | Comments(4)

ランチ

一緒に子育てをした友人とランチをしました。いつもならご近所ランチですが、珍しくゆっくり時間がとれたので梅田まで遠征しました。

 子供が歩き始める前から毎日のように行き来していましたから、いつしか実家のことからおかずの中身まで知り合うようになっていました。
 当時は、少々窮屈なこともありましたが、その間に築いた関係がベースになっているので、何でも話せる間柄へと発展しました。
 今、娘たちは違う道を歩んでいます。そのために私たち母親の置かれた環境も微妙に異なります。

 おいしいランチと子供の話、それに少しの愚痴…ゆっくりできると思っていたのに、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。
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by h_with_the_wind | 2007-02-19 23:59 | 課外活動 | Comments(5)
 昨日、次女とふたりで京都へ行きました。夕方には帰宅する慌ただしいお出掛けでしたが、効率よく遊ぶことができました。

 JR京都駅のパスターミナルで「京都市バス専用」の一日フリーチケットを買いました。市バスの均一区間内でしたら、大人500円、子供250円で一日乗り放題です。
 京都市内を「洛バス」という名の観光系統市バスが3ルート走っています。車体に大きく「洛バス」と書かれているので、観光客にもひと目で分かります。もちろん、フリーチケットで通常の市バスに乗ることも出来ます。
 私たちは、そのうちの100番、銀閣寺行きに乗りました。観光客のために運行しているようで、時々バス停を通過しています。停留所ごとに最寄りの観光スポットをテープで流して教えてくれます。

 他に京都観光一日(大人1200円)、二日乗車券カード(大人2000円)があります。こちらは地下鉄にも乗れます。バスの中でも扱っているようです。
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by h_with_the_wind | 2007-01-30 23:59 | 課外活動 | Comments(2)

ランチ

 このところ涼しくなったせいでしょうか。それとも雑誌の特集で秋の味覚を目にすることが増えたからでしょうか。朝から無性に甘いものが食べたくなりました。

 お昼時、近くのケーキ屋さんをのぞいてみました。簡単な食事もできるお店です。ドアを開けてびっくり。5つあるテーブルはすべて、若いお母さんのグループで満席。どのテーブルからも華やかな声が笑い声に混じって聞こえます。
 どうやら幼稚園のお弁当が始まったようです。長い夏休みの間、お母さんは休む間もなく子供の相手をしていたのでしょう。ご苦労様でした。園児は目が離せませんものね。ほんのひとときでしょうが、お喋りとランチでリフレッシュしてください。

 帰宅して冷蔵庫を開けた夫に、
「今朝、食べたいと言っていたケーキがもう冷蔵庫の中にある。こういう時の行動は速いなあ」と、呆れられました。
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by h_with_the_wind | 2006-09-06 21:57 | 課外活動 | Comments(2)