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感慨無量

 夫に関することで嬉しい知らせが届きました。これまでの仕事が評価されて次なるステップが開けてきました。夫の応援団長としてこれほど嬉しいことはありません。
 さっそく祝杯をあげました。感慨無量、とまではいきませんが…。

 「感慨無量が正しい言葉です。感無量とは言いません。そんなに軽い扱いをしてはいけません」と、国語の時間に習ってから、そう信じてきました。

 テレビでいい成績を残したスポーツ選手たちがインタビューに答えて「感無量」という言葉を発するたびに「感慨無量」と、つぶやいていました。
 いつしか私の突っ込みに慣れた夫が、「感無量」と聞くと、私よりも先に「感慨無量」と、言うようになっていました。
 ただ我が家以外では、「感無量」はすっかり市民権を得たようで、NHKのアナウンサーも使われます。

 私の感覚は、私が子供の頃「建国記念日」と聞くたびに「紀元節」と言っていた近所のお年寄りと変わりないのではないか、と諦めかけていました。
 「感慨無量」は死語なのかと思い始めた頃、北朝鮮に拉致され、20数年振りに帰国された方のおひとりが帰国直後のインタビューで
「感慨無量です」と、言われたのは印象的でした。彼の地では、正しい日本語が生きていたのです。
 あれから5年が経ちました。あの時にインタビューに答えられた方は、今も使われているでしょうか。
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by h_with_the_wind | 2007-08-31 23:59 | Comments(0)

秋の声

 8月の大阪は、まったく雨が降りませんでした。
 この春、道路脇に植樹されたばかりのつつじが遠目に見てもまだらになっています。一面緑であるはずなのに、茶色く枯れた部分が目立ちます。
 可哀想に、雨が降らないものだから…。

 一転して、今週に入ってどんよりとした日が続いています。
 遠くで雷が鳴っているかと思うと、大粒の雨が窓を叩いて通り過ぎていく、そんなことを何度か繰り返しました。

 ふと、日が暮れるのが早くなったな、と意識しました。夕飯を作り終えると、もう日が落ちていました。
 夜の風が思いがけず心地良く、虫の声まで聞こえてきます。
 昼間の残暑はまだまだ厳しいけれど、秋の声を耳にして、少しだけ元気になりました。つつじも元気を取り戻してくれるといいのですが。
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by h_with_the_wind | 2007-08-30 23:59 | 季節の中で | Comments(2)

エレーナ・イシンバエワ

 昨夜は、娘たちと共に、世界陸上女子棒高跳びの選手エレーナ・イシンバエワが世界記録に挑戦する瞬間を見ました。

 新記録を達成することはできませんでしたが、エレーナ選手が棒高跳びを楽しんでいる姿がとても素敵でした。
 跳躍の前に集中して何事かをつぶやく真剣な眼差しも、観客に手拍子を要求する仕草も、達成できなかったけれど「ありがとう」と言いながら浮かべた満面の笑みも、とても美しいものでした。
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by h_with_the_wind | 2007-08-29 23:59 | Comments(0)

葱、onion そして…

 「カラマーゾフの兄弟」の中の「一本の葱」にこだわって昨日は、正直な感想を書きました。
 この小さなこだわりに好奇心がうずきます。さっそく今、手元で調べ得る限りのことをしてみました。

 新潮社ドストエフスキー全集「カラマーゾフの兄弟」で訳者の原卓也さんは、同様に「一本の葱」と翻訳しています。
 英訳版「カラマーゾフの兄弟」を見ると、「葱」の部分が「onion」となっています。では、「玉葱」でしょうか。
 葱は、ロシア語で「ルーク」と言います。露和辞典でロシア語の「ルーク」を調べると、第一に玉葱が出てきます。第二に葱属の植物とあり、形容詞プラス「ルーク」で「あさつき」や「ニラ」を表すことがわかりました。

 と、いうことは、「一本の葱」の翻訳で私は勝手にお味噌汁に入れる葱を想像していましたが、「一個の玉葱」の方がより原書に近いように思われます。
 そして、「玉葱」というと、すぐに連想されるのが、ロシア正教会の建物の屋根です。
 適当な資料の持ち合わせがなくて、ロシアの旅行ガイドブックをめくってみました。すると、
『ロシア正教の屋根の最大の特徴はタマネギ型の丸い屋根。これは火災を表し、教会内で活躍する精霊を象徴しているという。(るるぶ情報版 ロシア2006年より抜粋)』にありました。

 おやおやおとぎ話に出てくる悪い女は、火の湖から玉葱につかまって天国へ行こうとします。火災と火の海は、偶然の一致なのでしょうか。
 ロシアでも教会の屋根のことを「葱坊主」と呼ぶのかどうか、私にはわかりません。しばらく意識して、いつかすとんと納得できる答えが見つかると嬉しいのですが。
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by h_with_the_wind | 2007-08-28 23:59 | 本の話 | Comments(0)

一本のネギと蜘蛛の糸

 ドストエフスキーの長編小説「カラマーゾフの兄弟」には、聖書からの引用や同時代人の作家の作品の影響を受けたものがたくさんあります。また、登場人物の台詞を借りて、いくつかの短編が忍ばせてあります。

 グルーシェニカが、自分がいかに「悪い女」であるか、と告白する譬え話として「一本のネギ」の話がでてきます。
 この話は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」とそっくりです。

 「蜘蛛の糸」は、1918年(大正7年)に子供向け雑誌「赤い鳥」で発表されています。
 一方、「カラマーゾフの兄弟」は、1879年から新聞連載が始まり、翌年の11月に完結しています。
 このことから、芥川龍之介がカラマーゾフの兄弟からとったのだ、という説もあったようです。 ※現在では、鈴木大拙による「因果の小車」(ポール・ケーラス作「カルマ」の邦訳)が典拠ということが明らかになっています(Wdikipediaより)。

 この類似したエピソードについては、ロシア文学の研究者でなくても「カラマーゾフの兄弟」を読んだことのある人なら誰でも気が付くことでしょう。
 そう、今更です。あえて取り上げたのは、私はこの子供に教訓を与えるおとぎ話でどうしても笑ってしまう、ということを言いたかったからです。私は、「一本の葱」のタイトルを見ると、お味噌汁に入れる緑色をした「青葱」を連想します。
 守護天使が火炎地獄の海にいる女を天国に導いてやろうとして、救いの手を差し伸べる、いわば感動のシーンです。なのに「葱」ですもの。何だか可笑しくて…。

 ロシアあるいはロシア正教ににおいて「葱」には、何かシンボリックな意味があるのでしょうか。それが異文化圏に暮らす私には理解できないだけなのでしょうか。
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by h_with_the_wind | 2007-08-27 23:59 | 本の話 | Comments(0)

予測変換

 携帯電話の機種を変更して一週間になります。
 さすがに長女の使いこなしは早くて現代っ子だと感心します。

 ところで、前機種に較べて新機種は、予測変換が豊富で驚いています。
 「しゅくだい」と入力しただけで、変換候補に「宿題」「宿題が済み」「宿題が済む」…と表示がでてきました。
 えっ、「宿題が済まない」は、ないの??
 とはいえ、私の言いたいことが何でわかったん?と聞きたくなるほどピタリと言いたい語句が登場します。

 でも、難点がひとつあります。大阪弁には対応していないことです。
 まあ、これからの私の使い方次第でこの携帯も学び、大阪弁を使えるようになるのでしょうが…。
 大阪で大阪弁のメールが飛び交うのは、当然と思いますが、地方でもそれぞれの方言が飛び交っているのでしょうね。
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by h_with_the_wind | 2007-08-26 21:26 | Comments(2)

世界陸上

 今朝、世界陸上が大阪で始まりました。
 この夏、大阪では「世界陸上」のPRをあちこちで見かけました。

 朝、いつもよりゆっくり起きると、すでに男子マラソンが始まっていました。
7時スタート、といっても熱帯夜の続く大阪では、ちっとも涼しい時間にはあてはまりません。

 バルセロナオリンピックでも「最大の敵は暑さ」だと言われていましたが、いまひとつテレビを見ている私には、実感に欠けました。
 今日、同じ大阪では、その暑さがリアルに伝わってきます。じっとしていてもまとわりつくような湿気を含んだ熱気に息が詰まりそうです。

 選手の方達がこの条件でベストを尽くされるのを見ていると、もうちょっと頑張ろう、と励まされます。
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by h_with_the_wind | 2007-08-25 22:22 | 社会科 | Comments(2)

スカート

 長女のリクエストによるバルーンスカートができました。
 もう浴衣のシーズンが終わっていて反物を買うことができませんでした。ほどいてもいいという浴衣もなかったので、和柄の生地を買ってきました。

 これではモンペになるのでは、と危惧しましたが、長女の選んだ生地で作ってみました。

 遅れて次女のチュニックもできました。
 これで私の夏休みの課題は、お終い、かな?
(後日、写真が撮れたらアップします)
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by h_with_the_wind | 2007-08-24 23:59 | 家庭科(含子育て) | Comments(0)

料理のレシピ

 長女が、
「今度、このお料理の作り方を教えて欲しい」
そんなことを言うようになりました。
 娘のリクエストが何の工夫もないお料理だったりして、ちょっと拍子抜けすることもあります。高校生活も一年を切って、彼女なりに独立計画を立てているようです。

 平成になってNHKの幼児向けテレビ番組「お母さんと一緒」が随分と様変わりしました。「ひとりでできるもん」では、小学生のまいちゃんが、お料理を作っていました。小さな頃からお料理を作ることを教えていこう、という方針だったのでしょう。

 でも、私は我が子にはそうしませんでした。
 いつかは自分で料理しなくてはならない日がきます。
 一度始めるとエンドレスにその日は続きます。私もひとり暮らしの必要性に迫られて台所に立つようになりました。同時に、帰省した時には、仕事を持つ母に代わって調理をするようになりました。それは、今日に至っています。
 だから、せめて娘が独立するその日までは、私が作ってもいいのではないか、と思っています。
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by h_with_the_wind | 2007-08-23 23:59 | 家族 | Comments(0)

新米

 スーパーで新米を見つけました。高知県から届いたそうです。
 はるか昔、小学生の時に「高知県の二期作」と、習いましたっけ。一枚の田んぼで一年に2度もお米が収穫できるなんて、豊かな土地です。土佐藩はお金持ちだったのかしら?

 そして、この春休みに娘たちと高知へ行った時に、電車の中から田植えが済んだばかりの風景を見ました。
 南国土佐、というだけあって、随分早いんだなあ、と思ったものです。
 あの時に車窓から見た苗が実をつけて、はるばるやってきたのかもしれない、と思うとなんだか愛おしささえ感じました。

 外は連日容赦ない太陽が照りつけています。
 我が家の食卓には、間もなく高知県からやってきた新米がのることになるでしょう。
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by h_with_the_wind | 2007-08-22 23:59 | 季節の中で | Comments(0)