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大阪府立国際児童文学館

 大阪府の財政は大ピンチだそうです。
 橋下府知事の下でさまざまな財政の見直しが行われようとしています。そのひとつに大阪府立国際児童文学館の廃止が盛り込まれています。

 大阪府立国際児童文学館(以下児童文学館)は大阪府の北部、万博記念公園の中にあります。また児童文学館から少し歩けば国立民族学博物館があります。

 児童文学館は、図書館の枠にとどまらず国際的な規模で児童文学関係資料を収集する国内唯一の研究機関としてマンガも含めた子供向けの出版は全て受け入れています。また独自に国際グリム賞、ニッサン童話と絵本のグランプリを創設して児童文学の発展を支えています。

 子供たちが小さい頃、私も何度か児童文学館へ行きました。
 子供連れにはもう少しアクセスが良ければ有り難いのですが、文学館の窓から見える緑が豊かで開放的な立地条件は落ち着いて本を読む環境としてはベストだと思います。一度文学館の中へ入ってしまうと、子供はもちろん大人にとっても懐かしい本との出会いは時間を忘れさせてくれます。

 文学館の活動の中に展示会やおはなし会があります。
 現在は、「村岡花子と『赤毛のアン』展」が開催されているようです。
 おはなし会には、私の娘たちも幼い頃に参加しました。普段手に入らないアフリカの民話を読んでいただいたのは、面白い体験だったと思います。

 ここを閉鎖または移転することは、とても惜しいことだと思います。

 橋下知事の提案通り、ここでなくてもいいのかもしれませんが、府立図書館に吸収するのは違うような気がします。
 橋下府知事はまず廃止してみて、本当に必要であれば再開されるだろう、と言われます。淘汰されるかどうかは、「府民」に託されるようです。
 子供が笑顔でいられる町をスローガンに当選された後、赤字の大阪府政にとって人件費の負担が大きいと訴えられた橋下府知事の真意はどこにあるのでしょう。

 すぐそばに立つ国立民族学博物館は、創設時から入場料(現在大人420円、高大生250円、小中生110円。毎週土曜日は小・中・高生は無料)が必要です。
 児童文学館が図書館ではない、というポリシーを持っているののなら有料化もやむを得ないのかな、と思います。
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by h_with_the_wind | 2008-05-31 23:59 | 社会科 | Comments(0)

生き…苦しい

 アメリカのコロラドで暮らしていた頃、何度かロッキー山脈国立公園へドライブしました。
 カーブを繰り返しつつ麓から山の上へと延びる道路の片側は、当然崖ですが、ガードレールがついていません。日本に比べてアメリカの道路が広いとはいえ、事故を起こして一度道路をはずれると大惨事になることは間違いありません。実際、パンフレットには交通事故で崖から落ちて年間○人の人が亡くなったと書かれていました。
 夫と、日本ならすぐにガードレールをつけるよね、と話をしたものです。
 より自然を残しておこうという配慮なのか、事故は自己責任というお国柄なのか、それとも広大な国土故ガードレールまで設置できないという経済的な理由なのかは、わかりません。

 このところ、日本の政治や社会の動きが個人の生活を締め付けているように思えてなりません。
 ウエストのサイズ、シートベルトの着用、自転車の乗り方。そして、今度は政府の教育再生懇談会が、小中学生の携帯電話所持を禁止にしようと提言するそうです。
 ひとつひとつは納得するだけの根拠を持っています。上記のことについて私は、反対するつもりはありません。
 ただ日常で少し気をつけていれば守れる(あえて言うなら)小さなことです。いちいち法律を作ったり規制する必要があるのかな、と思ってしまいます。

 安全に健康に暮らしたい、と思っていれば身体のコンディションに気をつけるでしょうし、まさかの事故に備えて安全だと言われるシートベルトを着用するでしょう。また自転車に子供を乗せた状態で暴走したりヘッドホンをして乗ることもないでしょう。
 子供の携帯電話も家庭内で話し合って決めればいいことではないでしょうか。

 このままSF小説のように、一日に食べるご飯の量や睡眠時間までも国に決められるのではないか、と憂鬱になります。日本で生きていくことに何とも言えない苦しさを感じます。
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by h_with_the_wind | 2008-05-30 23:59 | 社会科 | Comments(8)

水筒

 次女の通う中学校では中間テストが終わりました。
 次女はまた存分にバスケットボールを追いかけることができると元気に登校しています。
 クラブの再開と共に大きな水筒にお茶を入れて登校するようになりました。もちろん、帰宅時にはからっぽになっています。

 水筒を洗うのに毎日専用のブラシを使っていますが、水筒の底にはすぐに茶渋がついてしまいます。見えるのに届かない…。なんとももどかしいことです。

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 こんな可愛いものを見つけました♪
 水筒に少しの水と一緒に入れてカシャカシャ振るだけで、茶渋がとれて綺麗になりました。
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by h_with_the_wind | 2008-05-29 23:59 | 家庭科(含子育て) | Comments(8)

伝言ゲーム?

 DVDシルクロードの第4集「幻の黒水城(カラホト)」を見ました。
 日中共同取材班は、西夏王朝の遺跡カラホトへ入りました。砂漠の彼方に突如現れたカラホト遺跡の城内には、陶器のかけら、絹織物の断片、布製の靴が残されていました。風だけが通り過ぎていく砂漠の上に生活の断片をむき出しにしたまま幾百の春秋を越したことでしょう。

 ところで、ナレーションでカラホトの「カラ」はモンゴル語で黒く恐ろしい所を、「ホト」は城を意味すると言っていました。
 すぐに思い浮かんだのは、ドストエフスキーの小説「カラマーゾフの兄弟」です。カラマーゾフの「カラ」もまた黒を意味すると聞いたことがあります。

 厳密には諸説あるようですが、何人もの論者によってカラマーゾフの「カラ」は黒を意味するチュルク・タタール語からきたという説が指摘され主流になっているようです(謎とき『カラマーゾフの兄弟』江川卓著 新潮社より要約)。

 タタール(韃靼)はユーラシア大陸のモンゴル高原から東ヨーロッパにかけて活躍した騎馬民族です。
 ということは、騎馬民族タタールの言葉が、ひとつは西夏の城の名前になり、ひとつはロシアの文豪の主人公の名前に引用されたことになります。

 何の根拠もないけれど、ユーラシア大陸を席巻した騎馬民族の言葉が日本に伝わっていると面白いなあ、と想像しました。
 「カラ」が「クラ」になり、「クラ」が海を渡って…「クロ」。黒!

 蛇足ながら、ロシア語でスケトウダラのことを「ミンタイ」と発音します。朝鮮語では何と読むのかわからないけれど、「明太」と書くそうです。
 もうお判りですよね。日本では、スケトウダラの卵巣から「辛子明太子」が作られます。
 旧ソ連に旅行した時に通訳さんに教えてもらったこと、何だか伝言ゲームのようで面白いなと思いました。
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by h_with_the_wind | 2008-05-28 23:59 | 社会科 | Comments(4)

熊さんの親切

 ロシアでは、「大きなお世話」のことを「熊さんの親切」といいます。
 熊は親切でぽんと肩を叩いたつもりでも、叩かれた方は大きな怪我をする、ということからきています。

 私の行っている美容院では、完全分業システムです。
 カットはベテラン、カラーは中堅、シャンプーは若手が担当してくれます。シャンプーからカラーの担当になると、昇進したことになるのでしょう。

 で、1・2年生の美容師さんがシャンプーをしてくれるのですが…。
 シャンプー用の椅子に座って、そのまま仰向けに寝た状態で専用の紙で目隠しをされて髪を洗ってもらいます。この時に必ず聞かれるのが、
「お湯加減はいかがでしょうか…」と「痒い所はございませんか」です。
 この質問に対して否定の返事をすることって案外難しいと思います。私はこれまで問題なくこられたので、
「ありがとう」とか「丁度いいですよ」と答えます。
 洗髪が終わって椅子の背中を起こしてもらったら、ちょっとひと息つきたくなります。

 ここからが実は私にとって「熊さんの親切」です。
 仕上げに頭皮のマッサージをしてくれるのですが、これがお世辞にも上手とはいえません。個人の誰かがというわけではなくて美容師さんになりたての人ばかりで気合いが入っているのか、結構痛くて…。
 きっと身体が強張った状態では私の身体によくないだろうし、美容師さん自身のためにもならないとわかってはいるのですが、言えません。
 今度こそ「マッサージは結構です」と、断ろうと思うのだけど、多分、数分間の我慢をして帰ってくるのだろうと思います。
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by h_with_the_wind | 2008-05-27 23:59 | わたし | Comments(10)
 「書いておかなければ消えてしまう」という一節をある作家が何かのエッセイで書いていたなと思った。(にぎやかな天地 上巻 宮本輝著 中公文庫)

 宮本輝さんの「にぎやかな天地」を読み始めました。
 まだ上下巻のうち上巻を1/4ほど読んだだけですが、ここに引用した一節が強く心に響きました。小説を借りた宮本輝さんご自身の言葉ではないか、と推察します。

 「書いておかなければ消えてしまう」その後、
 たしかにそのとおりだ。書いておかなければ消えてしまうのだ。自分も折々に記憶をたぐって、平成7年1月17日の朝からのことを書いておかなければならない。べつにそれが何かの役に立つというようなことはないであろう。しかし、書いておけば消えずに残り続ける……。(にぎやかな天地 上巻 宮本輝著 中公文庫)
 と、続きます。
 この段落から3ページほど遡ると、平成7年1月17日が阪神・淡路大震災のおきた日で、被災地に実家のある主人公が京都で地震の激しい揺れを経験したことが書かれていています。

 久しぶりにしっかりした小説が読みたくなって宮本輝さんの本を買ってきました。宮本輝さんの小説は、ことさら波瀾万丈というストーリーでなくても、小さな波が長い年月を経て岩を削ってしまうような確かな力を感じます。作者の発信する静かなメッセージを感じます。
 作者のメッセージを私は正確に受け取ることができるかどうか…。ともあれ、小説の先が気になります。読み進めます。
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by h_with_the_wind | 2008-05-26 23:59 | 本の話 | Comments(4)

グリーンアスパラで…

 旬のグリーンアスパラを使っていつもと違うお料理ができたら…。
 そんな時のお助けLadyは、vege dining野菜のごはんのizumiさんです。

「味噌味☆アスパラ餃子巻き」
 いただきました♪

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 グリーンアスパラを短く切り過ぎちゃったのは、ご愛嬌。
 私はグリーンアスパラを下茹でして、甜面醤を絡めてみました。あっと言う間に完食でした。今度はもっとたくさん作りましょう。
 izumiさん、いつもありがとう♡
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by h_with_the_wind | 2008-05-25 23:59 | 家庭科(含子育て) | Comments(12)

バトン 

 wochachaさんからバトンが回ってきました。
 Wochachaさんが抱かれる私のイメージカラーは「紫陽花の紫よりのピンク」だそうです。ずっと寒色系を好んできましたが、最近、意識してピンクを取り入れるようにしています。Wochachaさん、鋭い…かも…?
 私が抱くwochachaさんのイメージカラーは、「レモンイエロー」です。やさしいお母さんです。

 さてさて、バトンです。私にうまく答えられるかどうかわからないけれど、何事もチャレンジ!
 Let's Try!!

1.名前
 風懐です。風のつくハンドルネームにしたくて広辞苑で探しました。語感と漢字から選びました。

2.恋人
 夫…。恋人というより最早「家族」。あるいは「同士」ですが…。

3.タイプ
 好みのタイプのことでしょうか。ならば、懐の深い人。懐の温かい人も(笑)。

4. 好きな漫画
 特に好きな漫画というのはありませんが、最近読んだのは「蟲師」です。娘から借りて読みました。

5.好きな音楽
 その時々で変わりますね…。
 一日同じアルバムを聞いていて飽きなかった、そんな時代もありました。
 ずっと変わりなく…というと、スメタナの「我が祖国」です。よくCMで使われますよね。

6.好きなブランド
 ブランドのことはわかりません。
 でも、バッグならCOACHかな。
 COACHは、元々グローブや鞄といった皮革専門店だったそうです。それだけに丈夫で安心感があります。最近は、シグネチャーが主流になってきてちょっと私の好みから離れてきました。

7.次に回す人と、その人のイメージ色
 <楽貧生活のまこさん>
   最近コメント欄を閉じていらっしゃるので偶然に期待します。
   イメージカラーは、情熱の赤
 <風屋日記の風屋さん>
   岩手にお住まいの万年青年?イメージカラーは、スカイブルー。
 <いまのところWALESののんちゃん>
   新しいお友達のんちゃんは、さわやかなミントグリーンのイメージです。

8.ルール
 特にないそうです。

 皆さんお忙しい方ばかりですが、息抜きしてもらえれば嬉しいです♪
 私も楽しませてもらいました。
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by h_with_the_wind | 2008-05-24 21:24 | わたし | Comments(4)

行こうか、やめようか…

 私の頭の中は、今、シルクロードでいっぱいです。
 朝から「シルクロード」でネット検索をしたら、面白そうな展覧会がヒットしました。
 奈良国立博物館で「天馬-シルクロードを翔る夢の馬-」と題する特別展が開催されています。

 馬…。騎馬民族…。汗血馬…。連想ゲームが続きます。シルクロードの馬つながり…。

 翼を持ち空を翔るという天馬は紀元前1000年以上も前から想像され、シルクロードを通してギリシア・ローマから西アジア、中国、日本へと伝わり各地でそれにまつわる文化を残していったとされます。
 今回、奈良で開催されている特別展では、ペガサスあるいは翼馬に関する東西の美術品や考古遺品が集められているのだそうです。

 何だかおもしろそう。今日なら時間に余裕があるので、今すぐにでも出掛けようか、と気持ちが揺れました。

 でも、夕方からお天気が下り坂でこのまま週末は雨になるそうです。
 雨か…。悩んだ末に出掛けるのは諦めました。まず目の前のことを片付けなくちゃ。次女の夏制服を用意して、お布団も干して、大物の洗濯をすることを選びました。

 特別展の閉会まであと10日。来週になったら行けるかな…。
 でもまだ衣替えが済んでいないしなあ。大阪の梅雨もすぐそこまで来ています。
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by h_with_the_wind | 2008-05-23 23:59 | 芸術 | Comments(0)

シルクロード鑑賞

 夫が買ってくれたNHKシルクロードのBOX入りDVDをさっそく見ました。母より先にね。

 第一巻は、「遥かなり長安」。
 DVDをセットしている間もわくわくして、操作することさえもどかしく感じます。

 喜多郎のテーマ音楽。こんなにこんなに静かな始まりだったのですね…。風に吹かれて砂漠の砂が動く音を連想します。
 かつての長安からシルクロードの旅は始まります。
 唐とローマを繋ぐ古代の交易ルート、シルクロードという単語は誰もが知っていて、それでもまだまだ謎に包まれていました。レポーターとして登場された作家の陳舜臣さんの静かな興奮が画面から伝わってきます。

 秦の始皇帝が造らせた阿房宮の一部である兵馬俑の発掘現場が映りました。
 兵馬俑の発見から日中取材班のテレビカメラが入るまで一切の撮影は禁止されていた、とナレーションが入りました。
 78年夏、日本と中国の間で平和友好条約が調印されました。その翌年から中国の内陸部への日中共同取材が開始されました。それがNHKシルクロード日中取材班であり、外国のカメラにとってこの撮影は初めて許可されたものでした。

 番組放映の6年前、井戸を掘っていた人が地下4mの深さで偶然に兵馬俑を見つけました。その発見者楊培彦さんは、日に焼けた健康そうな顔に笑みを浮かべて取材を受けています。
 撮影された当時、掘り出された俑の数は600体、全体の1/10で完了するまでに20年はかかるだろう、と予想されていました。この撮影から29年、まだ完了には至らずなおも調査と研究は続いています。

 私にとって1980年にタイムスリップすると同時に遥か昔のシルクロードへの旅は、まだ始まったばかりです。
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by h_with_the_wind | 2008-05-22 23:59 | 芸術 | Comments(0)