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バター

 3月頃から、バターを大量に使う洋菓子店などでバター不足の声があがりはじめていました。
 家庭では毎日使うものではないし、そのうち元に戻るだろうと思っていたのですが、ふと気がつくと店頭からバターが消えていました。スーパーに入荷してもひとり1個の限定つきですぐに売り切れてしまうようです。特に無塩バターが手に入りにくいようで、お菓子作りをためらっている人も多いと聞きます。

 どうしてバターが…、と思って調べてみました。
 数年前、国内の生乳生産量が過剰になったことから昨年、一昨年と乳牛の頭数を減らすなどして生産調整をかけていたといいます。こうして原材料の生乳を減産したことからバターが不足するようになったそうです。
 減らし過ぎが原因なんですか!?

 今年に入って、輸入を増やし、更に今年度は生乳の減産から増産に転じるといいますが…。
 バターが不足しているのも石油高騰が巡りめぐってのことかと思っていただけに拍子抜けした感がありますが、バターを生活の糧としている人にとっては深刻な問題です。

 バターを求めて右往左往する消費者、官僚の机上の推論で振り回される酪農家、人間の都合で振り回される乳牛…。
 一番可愛そうなのは、牛さんかも…。
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by h_with_the_wind | 2008-06-30 23:59 | 社会科

文庫100冊

 娘たちが競うようにして本屋さんから夏休み向けの文庫本のパンフレットを貰ってきました。「新潮文庫の100冊」「発見。角川文庫夏の100冊」「講談社文庫の100冊」「2008夏の一冊集英社文庫」。
 日本の出版社、100冊が好きですね。

 新潮文庫の100冊。
 これを見ると「夏が来たなあ」と、思います。
 私も高校時代の夏休み前、「新潮文庫の100冊」を本屋さんで貰いました。既に読んだ本をチェックしてまだ読んでいない本を読破する!と意気込んだもののしょせん無理でした(そりゃあ「罪と罰」や「戦争と平和」なんて分冊された長編小説まで一冊に数えているのですから…)。
 翌年、気持ちも新たに再挑戦しようと思ったら、微妙にラインナップが変わっていてまたまた気落ちしたものでした。

 読書感想文の課題は嫌いでした。学校から指定された「本を読まされる」、そして「感想を書かされる」というのは苦手でした。読みたくもない本を読んで感想を書けと言われても何も浮かんでこなくて時間ばかりが過ぎていたような気がします。

 本屋さんで文庫本のパンフレットを貰ってきたものの、長女は自らの意思からか、読書する時間がないのか読書は「封印」しているようです。
 次女も期末テストを前にして、読みたい本をお預けにしています。

 好きな時に好きな本が読めること、書きたいと思った時だけ感想を書く場所を得たこと、それらを実現できた私は「大人になってよかったなあ」と思っています。
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by h_with_the_wind | 2008-06-29 23:59 | 本の話

エレーン

 「生きていてもいいですか」と、いうタイトルの中島みゆきさんのアルバムがあります。

 宮本輝さんの小説「星宿海への道」を読んでいて、ふとこのアルバムの中の「エレーン」が浮かびました。一度頭に浮かぶと毎度のことですが、小説を読みながら頭の中は「♪エレーン、生きていてもいいですか…♪」と、そこばかりがリフレインしていました。

 落ち込んだ時には、とことん落ち込んだらいいのだ、とばかりにこのアルバムを聴いていた時期がありました。暗い曲、悲しい歌詞ばかりです。

 今、何をそんなに落ち込んでいたのだ、とその頃の自分を笑えるなんて幸せの証なんでしょうね。

 まあ、これでも時々、失敗して落ち込んでしまうことがあるけれど、いつの間にか勝手に立ち直っています。とりあえずしなくてはいけないご飯作り、掃除、洗濯…。守るべき子供たち、そしていつしか両親も頼るものではなく頼られる立場に変わってしまったことで私も逞しくなったのでしょう。それが「オバサン化」ならそれも甘受しましょう。
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by h_with_the_wind | 2008-06-28 23:59 | 芸術

星宿海への道

 先日、久しぶりに読んだ宮本輝さんの小説「にぎやかな天地」の読後感がとても心地よく尾を引いています。間に3冊の小説を挟んで再び宮本輝さんの小説に戻りました。
 星宿海への道(幻冬社文庫刊)を読みました。

 人間の足跡どころか、いかなる生き物の足跡もない死の砂漠を歩いてみたことがおありでしょうか。あれは恐怖と蠱惑(こわく)が混ざりあって湧き出てくるある種の快楽といえるかもしれません(星宿海への道 宮本輝著 幻冬社文庫)。

 冒頭のたった2行と句読点も入れて3文字。私は一気に「宮本ワールド」に惹き込まれていきました。

 宮本輝さんは、シルクロードを旅され「ひとたびはポプラに臥す」のタイトル全6巻の紀行エッセイを書かれています。私は、このエッセイにはどうしたわけか馴染めなくて最初の2冊を読んだだけです。
 ですが、「星宿海への道」では、この旅の経験が凝縮されているように思います。

 きっと著者は、タクラマカン砂漠を前にして「このまま自転車に乗ってどこまでも走っていきたい」と、いう抗い難い思いに捕われたのでしょう。このまま走り去ったらどうなるのか、どうして惹き付けられるのか、突き詰めた思考からこの作品が産まれたような気がします。

 兄が失踪したタクラマカン砂漠を訪れた弟の口を借りて、
 「…(略)…人間を誘い込んでくる不思議な磁力のようなものって言ったらいいのか……。とにかく、音も匂いもない途轍もなく広大な死の砂漠の奥へと、一歩、二歩、三歩、百歩、千歩と憑かれたように歩きつづけたくなるんです。そういう誘惑に打ち克つのに、かなりの精神力が必要でした。…(略)…」(星宿海への道 宮本輝著 幻冬社文庫)
 と、作者は記しています。

 温厚で地道に人生を歩んでいるように見えた義理の兄が、実は自分の中に『異族』を感じていて真に人と交わることができなかったらしいー。失踪した兄の足跡を追ううちにその心の内にあったものが徐々に明らかになっていきます。
 本を読み進むうちに、中国旅行中にタクラマカン砂漠近郊の村から、自転車に乗ったまま忽然と姿を消した50歳の男の姿が、決して悲壮ではなくむしろ楽し気であったと想像できるようになってきました。この人は、タクラマカン砂漠の磁力に吸い寄せられていくことできっと『解き放たれて』いったのだろう、と思えます。
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by h_with_the_wind | 2008-06-27 23:59 | 本の話

扇風機

 今年は梅雨に入ってもあまり雨が降らなかったせいか気温が上がってもそんなに苦になりません。
 そうはいっても、そろそろ扇風機の登場です。羽を洗っていつでも使えるように準備をしながら、この扇風機を買ったのは結婚して初めての夏だったからもう20年だなあ、などと考えていました。

 昨年の夏でしたか、ひとり暮らしのお年寄りのお宅で長年使っていた扇風機のモーターから発火したという事故のことを新聞で読みました。
 使い慣れた電化製品を買い替えるというのは、多くの年配の方にとってかなり負担になるようです。新しいものを受け入れ難いということだけでなく、冗談半分に「電化製品が壊れるか、私が先にダメになるか…」と言う声をテレビで聞きました。なんだか切ない話です。
 あとひと夏、もうひと夏…。そうやって過ごす日が私にも来るのかもしれません。
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by h_with_the_wind | 2008-06-26 23:59 | わたし

社交辞令

 次女の友達A子ちゃんのお母さんから聞いた話です。

 A子ちゃんが、学校帰りに小学校時代の友達で違う中学に通うB君に会ったそうです。
 ずっと仲のいい友達だったのであれこれと喋っていたのですが、B君が会話の中で、
「暇だ、暇だ…」とあまりにも嘆くので、A子ちゃんは
 「今度、遊ぼう」と、言ったそうです。
 これに対してB君は小学校時代の延長で
 「いつ?どこで?僕の家いいよ〜」と、約束を迫ったといいます。
 ところが、先に言い出したA子ちゃんは、『社交辞令』のつもりだったそうで、思いがけない反応に戸惑ってしまったといいます。

 幸いA子ちゃんのお母さんとB君のお母さんのコミュニケーションがとれていたので大笑いだったそうで、他の友達も一緒に仲良く遊んだそうです。
 私もこの話を聞いて一緒に笑ってしまいました。

 だけど、ひとりになって考えてみると…、
 いやあ、まいったな。
 『社交辞令』かあ。
 中2の私だったらどうかな…、やっぱり真に受けたクチではないかと思います。

 もちろん、A子ちゃんに軽はずみなことを言うなとか、B君に世間話を真に受けるなとか忠告したり責めたりするつもりはありません。
 この年代の子供たちは、成長もまちまちで、理解もばらばらで、共通のスケールがあるようでないも同然です。まして違う中学に通っていて久しぶりに会ったのであれば、尚更でしょう。
 だけど、ひとつ踏みはずと『いい加減なことを言う』あるいは『KY』と言われて疎外されてしまう危険を孕んでいるのかもしれません。
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by h_with_the_wind | 2008-06-25 23:59

東京行き片道切符

 『東京行き片道切符』なんて青春小説のようなタイトルをつけてしまいました。
 家出?それとも何かを目指して?たとえば歌手になる、とか…。
 いえ、そのまんま…です。東京行きの新幹線の切符をいただきました。ただし片道です。

 目的もなく東京まで行くなんて無駄なこと、それならば金券ショップへ切符を持っていった方がいいのではという意見もあることでしょう。
 だけど、せっかくだからこのまま有効に使えないかな、と思案中です。東京に行く目的が後からついてくるというのも、一種頭の体操のようで面白いと思います。

 東京で使える時間は、半日、4・5時間。
 決まったら報告します。
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by h_with_the_wind | 2008-06-24 23:59 | 課外活動

アフタヌーン・ティー

 友達とお茶をしました。
 尽きないお喋りとおいしいケーキ、いくつになっても嬉しい時間です。

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 ケーキは、とても素敵なプレートに載ってきました。
 Kque-sera-seraさんに教えてもらった『金盛』の技法が使ってありました。金盛りは、金を何重にも塗って立体にする技だそうです。

 Kque-sera-seraさんのブログを拝見していなかったら、「まあ綺麗なお皿!」で通り過ぎていたことでしょう。こうして早速に出会えたことが不思議で、豊かな気持ちになれました。

 どこのプレートか知りたかったのですが、オーナーでないとわからないそうです。残念。
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by h_with_the_wind | 2008-06-23 23:59 | 課外活動

長女の同窓会

 長女が、高校を卒業してから初めて高校時代のクラスメートと遊びに行きました。午前中は予備校で自習してから友達と会う、と言って朝から出掛けて行きました。

 一年前、体育祭の仮装行列の準備をして以来の仲で、ほんの3ヶ月前まで毎日一緒にいた友達です。皆、違う道に進みました。
 卒業から3ヶ月。この春はそれぞれが新しい環境で戸惑い、出会いを経験し、毎日を精一杯過ごしてきたことでしょう。ようやく周囲が見えてきて、同時に昔の仲間を思い出す余裕もできたのかと思います。

 予備校に通い始めてしばらくは気持ちが内側に向いたままだった長女ですが、最近になってようやく気持ちがほぐれてきたのか私にもその日のことや新しい友達の話をするようになりました。

 とはいえ、
「今日は、晩ご飯は食べてくるの」と問う私に
「大学生の付き合いはわからない…連絡するから…」と、少し強張った笑顔の答えが返ってきました。大学生になった友達との再会には多少の緊張があったかと思います。

 だけど、大学生になった友達と今自分のおかれている立場が異なることで、いじけて帰ってくるかもしれない、そんな心配は無用でした。笑顔で帰宅してくれました。
 妙な気遣いから長女を誘わないのではなく、皆が集まるから当然のように長女にも声が掛かる、そんな当たり前のことを私はとても嬉しく感じました。
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by h_with_the_wind | 2008-06-22 23:59 | 家族

次女の食欲

 「体重が1.5kg減ったあ〜」と、洗面所から次女の声がしました。そのまま私のところへ来ると、
「お母さん、大変や。しっかり食べな…」

 えっえっ、良かった。ほっとひと安心しました。
 体重が増えることを嫌がっているわけではありませんでした。
 でも、しっかり食べなって、今更…。あんたいつもしっかり食べてるし……。

 一日中クラブで身体を動かしていたからでしょう。
 これまで気がつかなかったけれど、夏服になると手足に筋肉がついたことがよくわかります。

 次女の食欲にはついていけません。
 ある休日の次女の昼食は冷製クリームパスタでした。
 そして、食後一時間で選んだおやつは…↓…。


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完食!!


 私もバスケしようかなあ。いやいや減量に成功する前に救急車…ですね。
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by h_with_the_wind | 2008-06-21 23:59 | 家族


今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。


by 風懐

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