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出陣

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 地方受験する長女に同行しました。
 過保護かな?とも思いましたが、もしかしたら娘がお世話になるかもしれない街です。どんな町かこの目で確かめておきたくて…。
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by h_with_the_wind | 2009-01-31 23:59 | 家族 | Comments(4)

想古亭

 琵琶湖の北部、湖北と呼ばれるところに賤ケ岳があります。
賤ケ岳は、織田信長亡き後、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と柴田勝家が雌雄を決した古戦場跡として有名です。
 この賤ケ岳の麓に「想古亭 源内」という名のお宿があります。そう「お宿」と呼ぶのがふさわしいようなたたずまいをしていたように記憶しています。

 私が中学生の春休み、両親とひと晩このお宿でお世話になりました。
 正直言って中学生にとっては退屈な宿でした。家でテレビを見てカレーを食べている方がいいような中学生にとって、こういった静かな環境でいただく食事の良さを理解しろという方が無茶だったのかもしれません。
 翌日、両親とまだ雪の残る山道を散策しましたが、何の特徴もない山道は退屈な旅の延長でしかありませんでした。

 数年前、美容院で手にした雑誌の特集ページで一葉の写真に目が留まりました。特徴のある木の看板には『想古亭』と書かれていました。古い記憶が蘇りました。両親と泊まったあの「お宿」です。
 その看板の前で家族写真を撮ってもらいました。色褪せた写真が今もアルバムに残っています。

 コメント欄で滋賀県の話題が出て、ふと思い出しました。
 今ならゆっくりと旅を楽しむことができるのだろうな、食事をおいしくいただくことができるのだろうな、と想像しています。反抗期の娘としてでなく素直に両親と静かな旅を過ごすことができたら良かったのかなと胸がチクリとします。




 その素敵な落ち着いた「お宿」想古亭 源内は、今も現役です。いつかもう一度行ってみたいと思います。
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by h_with_the_wind | 2009-01-25 23:59 | 思い出話 | Comments(8)

春よこい!

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菜の花が咲きました♪

日差しに誘われて表に出たら…
いえいえ、まだまだ空気は冷たい!

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by h_with_the_wind | 2009-01-24 23:59 | 季節の中で | Comments(4)

理想と現実

 センター試験の自己採点が終わって、受験生の悲喜こもごもの声が聞こえてくるようです。
 長女もそんな声をあげているひとりです。

 我が家は、ブログでも何度も取り上げたとおり本人の希望を最優先しています。それについていく実力があるかないかも本人次第です。それを甘いととるか厳しいととるかは、人それぞれの価値観で違うことでしょう。

 でもね、我が家と同様に予備校生を持つお母さんの話を聞いていると、ある一定のレベル以上の大学でないと許さないという親御さんもいらっしゃるんですね。
 毎日、夫婦で、親子で喧嘩しているそうです…。
 なんだかね…。
 喧嘩して発奮して実力以上のものを発揮する人もいるから、私には何とも言えないのですが。
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by h_with_the_wind | 2009-01-23 23:59 | Comments(4)

山の神

 「山の神」と夫が私のことを外で呼んでいるかどうか、私は知りません。
 妻のことを「山の神」と言いますが、神とは名ばかり卑下した表現になるそうです。

 マタギは、山入り中には、女の話や色話をしてはいけないという掟があります。「山の神」は、醜女の女神なので、マタギたちの女の話に嫉妬して獲物を授けなくなるばかりでなく、荒天や雪崩を呼んだりするのだといいます。

 マタギは、山の中では山言葉を使うのだそうです。
 そもそも平地にいる時、自分からマタギであると、里人に明かすことはない。山の仕事ですかと尋ねられれば、黙ってそうだと頷くだけで、猟師ですかとさらに訊かれても、鉄砲撃ち、せいぜいのところ、山立(やまだち)や山人(やまんど)なとどという言い回しで答えるのが常だ。なぜならば、マタギという言葉そのものが、本来は里で口にしてはならない山言葉であるからだ(邂逅の森 熊谷達也著 文春文庫より)

 山に住む人たちと麓で暮らす農民では同じ『山の神』と言ってもとらえ方が違います。
 農民は、春には山の神が麓へ降りてきて田の神となり、秋には再び山に戻るとされます。
 猟師、木こりにとっては山に居る守護神で、いくつもの禁忌が伝承されているといいます。

 日本人には、森羅万象あらゆるものに魂が宿りそこに神がいる、という独特の宗教観があります。言葉にさえ『言霊』があると信じられていました。
 人が産まれると神社へ参り、教会で結婚式を挙げ、葬送はお寺で行うということを平然と受け入れる姿は、欧米の人にとっては理解しがたいことのようですが、それだけ懐が広いともいえるかと思います。
 そんな信仰の中でも代表的な山岳信仰ですが、懐が広いといっても人の暮らし方が変わるととらえ方も違ってくるのですからお互いが理解しあうことのむずかしさを感じます。
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by h_with_the_wind | 2009-01-22 23:59 | 本の話 | Comments(2)

マタギ

 マタギは、東北地方・北海道で古い方法を用いて集団で狩猟を行う狩猟者集団。古くは山立ち(やまだち)といった。特に青森県と秋田県のマタギが有名である。その歴史は平安時代にまで遡るが、近代的な装備の狩猟者(ハンター)とは異なることに注意する必要がある。森林の減少やカモシカの禁猟化により、本来的なマタギ猟を行う者は減少している(Wikipediaより)。 

 多分中学生くらいの頃、初めてマタギについて知りました。
「マタギ」という言葉に「遊牧民」に感じたのと同じような感情を抱きました。狩猟民族という私の生活とは対極にある生き方にたちまち興味…というよりもむしろ好奇心が湧き上がってきました。

 雪深い山の中、雪蓑、かんじきの冬装束に身を包んだ男が鉄砲を手に歩く。
 青空を鷹が飛んでいることだろう。
 熊はいるのかいないのか…。
 ばさり。研ぎ澄まされた神経に、木から落ちる雪塊の経てる音が神経に障る。男はゆっくりと振り返る。


 私の頭の中にひとつのイメージが浮かんで結び、映像となりました。最初に描いた映像は古びることもなく今も鮮やかに浮かびます。

 私にマタギの存在を教えてくれた人は、最後に「マタギ」という言い方を本当はしてはいけないのだ、と言いました。
 声を潜めて言われると、どうしてかと理由を聞くこともできませんでした。もしかしたら差別用語なのかと、勝手に解釈していました。

 マタギの人たちは山に入ると「山言葉」を使うそうです。それは、山の神との「契約」のひとつのようです。彼らは、山の神と対話しつつ自分たちが生きていくのに足りるだけの獲物を分けてもらうのだそうです。
 そんなことを知ったのは、熊谷達也さんの「相克の森」と「邂逅の森」を読んだからです。
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by h_with_the_wind | 2009-01-21 23:59 | Comments(10)

毛皮のコート

 近年、コートの襟やフードの縁にファーを用いたファッションが流行しています。
 あのふわふわして暖かそうなファーは本物の動物の毛なのでしょうか、それとも化学繊維なのでしょうか。

 動物愛護、ワシントン条約…。

 かつては富のシンボルでもあった毛皮のコートを見かけることがなくなりました。
 高度成長期には、きつねの襟巻が流行していたように記憶しています。きつねの四肢と頭部を残したまま襟巻にしたもので、口にあたる部分がクリップになっていました。襟巻をくるりと首の周囲に巡らせて、クリップでしっぽをくわえさせると外気が遮断されます。とても暖かそうだけど、ちょっと恐い風景でもありました。両親に連れられて心斎橋を歩くと、行き交うおばさま方の首元には決まってきつねの小さな顔があったように記憶しています。
 芸能人のだれそれがロシアンセーブルのコートを着ていたなんてことが話題になったのもこの頃ではなかったでしょうか。

 20世紀初頭、ヨーロッパの毛皮がとり尽くされて日本の毛皮が注目を浴びた時期があったそうです。また日本の大陸進出にともなって日本軍は、毛皮を衣料として利用するようになりました。
 戦争は特需を呼び経済のバランスを崩すものです。にわか猟師が熊やきつねを追うことでヨーロッパに追随して日本の動物も激減していったのだそうです。

 今、流行しているファーから子供の頃のことを思い出しました。

 
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by h_with_the_wind | 2009-01-20 23:59 | 社会科 | Comments(0)

熊の胆

 アメリカに住んでいる友人が興奮した声で言いました。
 「信じられる?子供がおなかが痛いって言うから病院に連れて行ったら、コーラを飲ませろですって!3歳児よ!」
 所変われば、習慣も変わります。

 私が子供の頃には、おなかが痛いと言うと母がすぐに
「くまのい!」と言っていました。バリバリ現役の看護婦だった母です。

 熊の胆を実際に口にしたことはありませんが、良薬口に苦しの言葉通りとても苦いものだったと聞きます。そしてそれは、私の母が子供の頃には、貴重な漢方薬だったようです。

 「熊の胆」が熊の胆嚢だと知ったのは随分後になってからです。そのまま熊の胃袋かと思っていました。
 ツキノワグマやヒグマの胆嚢は、肝臓から分泌する胆汁を十二指腸に届ける前に蓄える袋のことだそうで、これをじっくりと乾燥させたのが「熊の胆」と呼ばれる薬になります。冬眠を前に、たっぷりと秋の味覚を採って栄養を蓄えたクマから胆嚢を採集すると特に良質の「熊の胆」が採れるのだそうです。
 食欲不振、胃もたれ、胃弱から飲みすぎ、二日酔いにまで効くといいますから、胃腸全般に効能があったようです。

 ニヤリと笑う母の表情に「熊の胆」の苦さと熊の恐ろしい姿態を想像して現実の腹痛さえ忘れるほどでした。
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by h_with_the_wind | 2009-01-19 23:59 | 思い出話 | Comments(4)

車社会

 私は、かつてアメリカで車の免許を取りました。正確にはアメリカ合衆国コロラド州の免許です。
 現代の日本は、アメリカの文化や習慣に随分強い影響を受けています。でも、しょせんは違う国です。車にまつわる考え方や習慣の違いに時には驚きさえ感じます。
 冒頭でコロラド州の免許を取った、と書きましたが、アメリカの免許は、州ごとに独立しています。免許証には州の名前が明記されています。他州から越してきた人は、もちろんそのままでも車を運転することはできますが、新しく暮らすことになった州の免許を取得します。

 日本とアメリカでは、車の走行する側が違います。日本人は武士が刀を差した左側で他人とすれ違うことを嫌ったためと聞いたことがあります。イギリスの真似をしたのだ、と言う人もいます。
 免許の取得方法も全然違います。日本人が免許を取る時には、一般に自動車教習所に通って所定のカリキュラムをこなした後にペーパーと実技のテストを受けます。
 アメリカには日本の自動車教習所に当たるものはなく、自分で勉強しなければなりません。試験を受ける前にあらかじめDMV(Department of Motor Vehicle)でハンドブックをもらってきて勉強した後にペーパーテストを受けます。合格すると、自前の車の助手席に教官を乗せて実技テストを受けます。教官が指示するルートを実際に走行して判断してもらいます。

 その免許を取得するために読んだハンドブックの中に
「走行中、前方に動物を見つけてもそのまま走れ」という一文がありました。急ブレーキを踏んで追突事故の原因を作るよりもはねろ、ということです。ただし大きな動物の場合、熊やオオジカは危険であるとも書かれていました。

 私の住む町では、人間と動物の棲み分けがはっきりしていて、走行中前方に動物を見つけたり突然何かが飛び出してくるということはまずありません。従って、動物を轢くことも想定外です。
 動物の命と人間の命を較べることなど考えたこともなく、まして自分が対峙する場面を想像したこともなかったので私にとっては衝撃ともいえる一文でした。
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by h_with_the_wind | 2009-01-18 23:59 | 社会科 | Comments(6)

えらいこっちゃ!

 予定稿を変更します。

 風屋さんが9月に来阪を計画されているそうです。かねてより興味があるとおっしゃっていた国立民族学博物館、略して民博がそのメインだそうで、只今奥様を説得中とのことです。
 どこか奥様が楽しめるようなところはないか、とのお尋ねです。

 USJ(ユニバーサルスタジオ)は、アメリカの香りがいっぱいでコアな映画ファンでなくても一日楽しく過ごすことができるでしょう。ETなんて奥様との思い出の映画かもしれません。
 海遊館は、ちょっと不思議な世界です。特に魚が好きという人でなくても見終わるとすっかり水の中の世界の虜になっていることでしょう。
 大阪城にスカイビル、通天閣…、ガイドブックを見れば書いてあるところばかりですか…。

 先日、ブログで書いていらしたけれど落語に興味がおありなら、上方落語の常打ち小屋「繁盛亭」というのはいかがでしょう。

 関西の奥座敷六甲山や有馬温泉、あるいは谷崎潤一郎の小説細雪に登場する箕面の滝。生駒山からの夜景…。

 大阪だけでなくもっと広く、神戸・京都・奈良…。
 欧米からのお客様ならお城や神社仏閣、アジアからなら電気店やファッション街。
 意外と国内のお客様の方が難しいかも…。

 大阪の残暑は厳しく、きっと北国に暮らす方にとって旅行を予定されている9月は盛夏に等しいことでしょう。そんな季節感も考慮しつつお勧めできるところ、あれこれと私なりに楽しく思いを巡らしています。
 そう、住人よりも旅行者として関西に来られた経験のある人の方が的確なアドバイスが出来るかもしれません。どなたかアイデアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非、お知らせください。
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by h_with_the_wind | 2009-01-17 23:59 | Comments(12)