今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

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九州旅行夏編Ⅷ

 「金印が見たい…」
 夫が突然言い出しました。
 そう、福岡と言えば日本史教科書の最初の方に写真付きで登場するアレ。
漢委奴国王印
(かんのわのなのこくおういん)!

 その写真は、小学校の教科書にも、中学校の教科書にも、そして高校の教科書にも載っています。

 天明4年2月23日(1784年4月12日)、志賀島の南端・叶崎の「叶ノ浜」で地元の百姓甚兵衛が田の耕作中に偶然発見しました(異説として発見者は秀治・喜平という百姓で、甚兵衛はそのことを那珂郡奉行に提出した人物という説も有力)。
 その後、郡奉行から福岡藩へと渡り、儒学者亀井南冥によって『後漢書』に記された金印であると固定されました。
 金印は黒田家に伝えられた後、1978年に福岡市に寄贈され、現在は福岡市博物館に保管・展示されています(Wikipedia参照)。


 と、言うわけで福岡市博物館へ行きました。

(内緒だけど、私は以前にも見たことがあるのよね~。でも、何度見たって構わないし…)

 「こんなに小さいの?」と、夫も娘たちも言うことは同じです。そう本当に小さなハンコです。よく見つけました。よくお上に届けました。金製でなかったら市井に埋没していたのかもしれません。

 我が娘たち、美術館とか博物館に行くと結構丁寧に見て回ります。
 というわけでこの日は、午前中を福岡市博物館で過ごしました。
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by h_with_the_wind | 2009-08-31 07:06 | 課外活動 | Comments(4)

九州旅行夏編Ⅶ

 叔母の家を出て天神のホテルにチェックインしました。

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都会やねえ


 夕食は、私は従姉と約束しています。
 従姉とふたりで話をするのは、あー、これも20数年振りです。
 同い歳の従姉とは、学生時代に何度も旅行をしました。学生のハードなスケジュールの貧乏旅行、だけど志は高く尽きることのない話に時間の経つのが惜しくてなりませんでした。いくつものユースホステルのスタンプがふたりの記念です。
 あの頃の私に、20数年後の私たちの現実を教えることができたなら、きっと絶句することでしょう。

 時の流れは、会った途端に乗り越えて、私たちは喋りました。
 彼女から得た刺激は、私を大きく揺さぶりました。会えて良かった!

 さて、夫は娘たちと中州に繰り出したそうです。次女は未成年でまだ食事をするだけですが、初めて長女と飲めることを密かに楽しみにしていたようです。
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by h_with_the_wind | 2009-08-30 09:20 | 課外活動 | Comments(4)

九州旅行夏編Ⅵ

 静かな町人吉から車で一気に北上、夕方にはサークルの合宿を終えた長女も合流して福岡の叔母の家に行きました。今回の旅行では、長女について九州まで行った次女を迎えに行くことのほかに、叔母と従姉に会うことも目的のひとつでした。

 この叔母にはとても可愛がってもらっていて、学生時代にはこの家にも何度も遊びに来ていました。
 とはいえ最後に来てからもう20年以上経っています。叔母の家の周囲もバブルの時を経て随分様変わりしていました。新築だった叔母の家は外装が変わりすぐにはそこと判りませんでした。

 叔母は、リタイアした叔父と近くに住むもうひとりの叔母と共に私たちを待っていてくれました。
「今、炊きあがったところ…」
 笑顔でそう言うと、炊飯器いっぱいの炊き込みご飯と大きなお鍋に入った煮物を見せてくれました。もうひとりの叔母は大皿にいっぱいの「じゃが芋饅頭」と巨峰のジュースを用意してくれていました。
 晩御飯にはまだ早い時間、それにゆっくりできないからとことわっていたにも関わらず、きっと朝から用意していてくれたのでしょう。思いがけない心づくしが待っていてくれました。

 里帰り…。
 実家が近くにあったこと、私が結婚した頃の母は仕事を持ってバリバリ働いていたこと、いろんな理由があって私は世間で言う里帰りというものをしたことがありません。実家にも婚家にも買い物をして行ったり、料理を持って行くことはあってもふるまってもらった経験というものがありません。
 それだけにできたてのご飯を見ただけで胸がいっぱいになりました。

 夫と娘たちは叔父と共にテレビで高校野球を観戦し、私は叔母たちに加わって台所仕事を手伝いながらお喋りに花を咲かせました。

 再会の時は容赦なく流れ、じゃが芋饅頭を持たせてもらって名残惜しく叔母の家を後にしました。
 また来るからね~♪ 別れの挨拶はできるだけ簡潔に、そして明るく。これが私のモットーです。
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by h_with_the_wind | 2009-08-29 11:28 | 課外活動 | Comments(6)

九州旅行夏編Ⅴ

 私は旅行に出ると歩きます。とにかく歩く…。友達が私と一緒だと必要だとわざわざスニーカーを用意するくらいに。
 網走に行った時には、網走湖畔を歩きました。歩けども歩けども風景が変わらない、それが面白くてまた歩きました。後ろからやってきたバスの運転手さんがバス停でもないのに、わざわざ停まってくれて
「乗ってくかあ」と声をかけてくれました。
「もうちょっと歩きたくて…」って断ったりして…。

 でも、だんだんそんなこともしなくなりました。
 子供ができて幼子のペースに合わせるようになったからでしょうか。車を利用するようになったからでしょうか。
 それとも、大人になったのかな?少し寂しい…。

 えびの高原から北上して熊本県に入りました。


人吉城址

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 古くからこの土地を治めた相良藩の人吉城は、平野部の丘に築かれた平山城であり、出城だったそうです。つまり住居として使われたのではなく、戦(いくさ)用です。次女が出城について解説してくれました。戦国歴女を連れて行くと便利です。

 日差しの強い城跡を歩いた夜は、温泉でゆっくり休みました。

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by h_with_the_wind | 2009-08-27 19:25 | 課外活動 | Comments(8)

九州旅行夏編Ⅳ

 次女にとって両親と三人で旅行するのは初めての体験です。産まれた時から姉がいつも一緒でした。今年の春、長女が半独立したことで、次女は「ひとりっ子」を体験中です。

 宮崎県の小林インターチェンジからえびの高原に向かって、霧島スカイラインを走りました。九州が山深く緑あふれるところだと実感するドライブになりました。

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車を停めて霧の不動池を臨みます



 車の外は、猛烈な風が吹いています。山から下りてくる風なのか、池から吹きあがってくる風なのか判別がつかないほどの強い風に車さえ揺れているようです。
 宮崎県から鹿児島県に広がる霧島・屋久国立公園の最北端「えびの高原」で遅い昼食を取りました。

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次女が選んだ宮崎牛の焼肉定食
あっ、これは勿論焼く前の生肉です

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by h_with_the_wind | 2009-08-26 21:42 | 課外活動 | Comments(4)

九州旅行夏編Ⅲ

 サークルのキャンプに出掛けて留守にしている長女のアパートで、次女とひと晩を過ごしました。
 女同士で話が弾み、夜が更けるのも忘れ…。嘘です。早朝からバタバタと動いた私も、数日とはいえ長女のテリトリーで暮らして気疲れした次女もバタンキューの爆睡でした。

 二日目、早朝に目が覚めました。
 今日は、夫と合流します。
 まずは携帯電話をチェック。
 えっ、バッテリーが切れています。それならば、充電しようと鞄をがさごそ探して出てきたのはiPodの充電器!

 あーーー、思い出した!
 出発の朝、
「携帯の充電器、持っていくからね~」なんて高らかに宣言したくせに、直前まで充電していたiPodの充電器をそのまま抜いて持ってきていたのです。

 iPodはバッテリー、ばっちり。いつでも好きな時に音楽が聴けます。
 なんて言っている場合ではありません。現代っ子の長女のアパートには固定電話がありません。夫の到着時刻はわかっていますが、詳しい約束までできていませんし、長女とも連絡がとれない、となると急に不安になりました。

 とりあえず今できる最善策は夫に連絡をとること、
 雨の中、コンビニなら公衆電話があるはずと見当をつけて走りました。

 自宅に電話をして、夫に充電器を忘れたから持ってきて欲しいと伝えたいのですが、もう家を出た様子でした。
 しゃあない、夫の携帯に連絡がとれたとしても、充電器を取りに帰れるはずもありません。夫が荷物に入れていたらラッキー、なければそれから簡易充電器を買うなり考えることにしましょう。

 余計な作業で時間を取られ、またしてもバタバタと夫を迎えに行きました。定刻通りに到着した夫と出会えてどれだけ嬉しかったことでしょう。だってここで会えなかったら連絡方法がなくなってしまいます。そして夫の鞄の中には、ありました。携帯の充電器!さすが!

 昨日好評につき、またしても旅のワンポイントアドバイス

 携帯の充電器は忘れずに!
って、今や旅の必須アイテムですね。

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by h_with_the_wind | 2009-08-25 19:00 | 課外活動 | Comments(8)

九州旅行夏編Ⅱ

 長女のアパートで朝から留守番をしていた次女。その顔を見て私は安心しました。身体は大きいけれど、何といってもまだ中学生です。

 「朝ごはん、食べた?」
「食べた…」
「バナナ、食べる?」
「いらん…」
「さっきパン、買ったけど食べる?」
「いらんて…」

 多分、世の母親なら理解してくださると思うのですが、朝ごはんを食べた、ということはちゃんと聞いています。それでもバナナならはいるのではないか、好みのパンはすぐに食べたいのではないかと思って、聞いてしまいます。
 はい、次女に叱られました。

 どこか遊びにいこうか、と尋ねてもはっきりと反応しません。
 ちょっとお疲れのようです。そりゃあいくら姉とはいえ居候の身でしたものね。勝手もわからないだろうし、遠慮だってあったかと思います。

 相談して、最寄りのモール(ショッピングセンター)に出掛けました。

 ここで旅のワンポイントアドバイス(?)
 レンタカーを借りたら、まずナンバープレートを含めた写真を撮りましょう。知らない町の大型駐車場を利用したら、やっぱり目印も入れた写真を撮りましょう。私は自分のことを信用していないので(笑)、車から離れることに不安があって携帯で写真を撮りました。
 後に夫にこのことを話して褒められました。
 ことに海外でレンタカーを借りて自分の車がわからなくなる人がいるのだそうです。
 えっ、既に実行されていました? 失礼しました。


 次女とショッピングセンターでお店を覗いたり、長女との生活の話を聞いているうちに、本来の次女に戻ってきました。
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by h_with_the_wind | 2009-08-24 07:09 | 課外活動 | Comments(6)

九州旅行夏編

 夫より一日早くお盆休みに入った私は、早朝大阪を発って長女の住む九州へと向かいました。私が家を出た同じ頃、長女もサークルのキャンプに出掛けているはずです。
 長女が大阪から帰る時について行った次女は朝からひとりお留守番しています。

 空港に到着後、夫が予約してくれたレンタカーを借りて長女のアパートまで走りました。
 いつもの車と勝手が違うのでどうなることかと心配しましたが、車の性能が私に合わせてくれたのかとても快適なドライブでした。ナビがついているのも心丈夫です。

 お母さんが来たからもう大丈夫よ~!

 ピンポーン!

 長女のアパートのチャイムを鳴らすと、次女の声がしました。
 ドアを開けてくれた次女は心なしか眠そうです。朝早くに出掛けて行った長女に付きあって早起きしたせいでしょうか。
「おはよう!」
 うん、小さく頷くとさっさと部屋の中に取って返します。
 えっ?ん!
 どうやら顔を見て安心したのは、次女ではなく私のほうだったようです。
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by h_with_the_wind | 2009-08-23 08:25 | 課外活動 | Comments(2)

練習

 帰省したものの慌ただしく九州に帰る長女に次女も同行しました。

 週末を挟んでの数日間は、夫と二人でした。
 (風屋さん…、毎日、蟹料理とはいかないのですね…。 > < )
 それでも、一晩はふたりで居酒屋に行ってゆっくり飲んで、しっかり酔っ払って帰りました。いやあ、20年ぶりです。
 子供たちが巣立った後の練習と言われ、私もそんなつもりでしたが、思った以上に快適でこのまま本番でもいいかなあ、なんて思ってしまいました。

 とはいえ、長女はサークルの合宿に行くといいます。
 それまでに次女を救出しなければ…。と、いうわけでお盆休みを利用して九州に行ってきました。
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by h_with_the_wind | 2009-08-22 23:59 | わたし | Comments(6)

帰省

 八月初め、夏休みを迎えた長女が帰省しました。
 初めての帰省は、大学生らしく節約して夜行バスに乗って。
 早朝、大阪に着くなり友達と会って、午後には髪を切りに「いつもの美容院」に寄って。
 「ただいま」の声を聞いたのは夕飯時でした。

 4か月ぶりの我が家は、変わりないようで「懐かしい匂い」だと鼻を鳴らしながらあちこち歩いて回っていました。
 洗い直しておいたお茶碗とお箸は、いつも使っていたもの。当然のように席について「いただきま~す」。
 そうそう20歳を迎えたのでした。軽くビールで乾杯も忘れませんでした。



 帰省したらあれもこれもと予定していたようで、毎日出掛けていました。
 後輩の演奏を聴きに行ったかと思うと、予備校時代の友達と会い、おばあちゃんの家に泊まりに行った翌日には、ひとりで京都まで出掛けて行き…。

 私にとっては、まあ怒涛のような日々でした。
 まるで小さな立方体の壁に反射しては飛んでいくことを繰り返すスーパーボールを目で追っていたかのようです。

 夏休みはこちらでバイトでもするのかと思っていたら、サークルがあるとかで一週間もしないうちにまた九州に帰っていきました。
 残ったのは送って欲しいもので満たされた段ボール箱がひとつ。
 次女まで一緒に夜行バスに乗って九州に行ってしまいました。

 寂しいか?ですって?もうぜーんぜん。
 ほっ。私の平和な日々が返ってきましたから。
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by h_with_the_wind | 2009-08-21 07:38 | 家族 | Comments(4)