今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

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祇園フォンデュ

 京都駅で「竹取物語」のお菓子を見つけた時から、行ってみたいと思っていました。八坂神社近くにあるジュヴァンセル祇園店のケーキカフェ。

 抹茶チョコレートソースの祇園フォンデュは、ここでしかいただけないとのことです。

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 締めは、チョコレートソースに温かいミルクをいれてもらって、抹茶オーレです。

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 また行きたい!
^O^/

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by h_with_the_wind | 2010-12-27 22:43 | 課外活動 | Comments(6)

師走の京都にて

 吉例顔見世の、今日は千秋楽です。

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by h_with_the_wind | 2010-12-26 18:15 | 季節の中で | Comments(0)
 小学校に入って初めて算数の計算問題を宿題として出された長女は、
 「なんでこんなんするの…、面倒臭い…」と、文句を言っていました。
 「宿題、終わらせてしまいなさいよ」と、声をかけると、
 「そや!」急に明るい表情に変わりました。
 (あっ、それはあかんよ!)
 親の私には、お見通し…。
 しばらくして机の引き出しから長女が、取り出してきたのは電卓です。得意げな表情が笑いを誘います。
 (ほらね、思った通り!)
 私は、こういう『機転のきく』長女が大好きです。でも、やっぱりあかんでしょう。
 ちゃんと計算ができるようにならないとおつりを誤魔化されたりして『損』するよ、と小学生にわかるように暗算の大切さを教えました。
 わかった、と声を落とす長女に、
 「落ち着いて集中しなさいよ!」と、声を掛けることも忘れませんでした。


 先日、友達にお祝い事がありました。
 それを聞いて、共通の友達とお祝いの品を買いに師走の繁華街に出かけました。プレゼントを選ぶのも楽しい作業です。お祝いには薄いグリーンのシンビジウムを選びました。花言葉は「飾らない心」だそうです。
 私が送り状に宛名を書いている間に、友達が支払いをしてくれました。
 あいにく私の財布には細かいお金がなかったので清算は後回しにしてもらいました。

 少しだけウインドーショッピングをしてランチをしました。半年ぶりに会う友達とは話が尽きません。思い切り笑って、少しだけ愚痴をこぼして、思い出と将来の話と近況と…。ハイテンションの会話が続きました。

 食事を終えて、それぞれに支払いを済ませたところで、先程のお祝いの清算をすることにしました。

 「もうメガネがないと、見えへんわ…」と、友達は笑ってレシートを寄こします。
 「えっ、そうなん?」
 5,000円札を渡しておつりをもらうつもりだった私は、突然目の前にきたレシートに慌てました。
 レシートには、8,760円と印字されています。
 「とりあえずとってくれる?」と、私は用意した5,000円札を友達に渡しました。
 「4千…」と、割り勘の数字の頭を私が言うと、
 「はい」と、友達が1,000円札を出して、
「1,000円渡したらいいねんね」と、言います。
  お札を受け取って財布にしまいながら、私は暗算の続きを声に出して、
「さんびゃく…はちじゅう…円かな?」と、言いました。
 「あっ、あるある、ちょうどあるわ」と、自分の財布から小銭を集めた友達は、380円を私に寄こしました。
 「ん?うん」
 私は、言われるままに勢いで小銭を受け取って財布にしまいました。
 「合ってるやんね」と、友達がいいます。
 「うん」と、反射的に答えました。
 「デパ地下、行こう」
 財布をバッグにしまった私たちは、次の目的地に向かって歩き出しました。ランチの続きの話をしながら…。

 半日遊んで、私たちは別れました。
 でも、夜になって何だかもやもやしています。もやもやを辿っていくとランチの後から続いているような気がします。
 ! ですよね。
 私、『得』してるもの!
 はっと気がついて、可笑しくてひとりで笑いました。

 翌日、友達の家まで余分に貰いすぎたお金を含めて返しに行きました。
 事情を話しながらもまた可笑しくて仕方がありません。気心のしれた友達で良かった、と今度はふたりで笑いました。

 あの清算の場面を誰かが客観的に見ている人がいたらハラハラしたことでしょう。最後には、「なんでやねん!」って、突っ込みたくなったことでしょう。

 暗算は落ち着いて集中しなくてはいけない、という長女への言葉が、今頃になって、自分に返ってくるとは、思ってもいませんでした。
^^;

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by h_with_the_wind | 2010-12-21 21:37 | わたし | Comments(2)

因幡の白兎

 来年の年賀状の準備をしています。
 たくさんのウサギのイラストや写真を目にする機会が増えました。来年はウサギ年、耳を澄ませていろんな情報をキャッチできることを期待します。

 昨夏、従姉に薦められた「逆説の日本史」シリーズ、文庫での既刊本を今年の前半に読み終えました。
 ネットで検索していると「逆説の日本史」への批判も多々あるようです。
 そういった反論があることを承知しつつ、既成の価値観が唯一無二とは思っていない私は、新しい日本史の解釈を面白く読みました。柄にもなく、古事記を読んでみたのもその延長線上です。
 そんなことがあったせいか、年賀状の準備をしながら思いは『因幡の白兎』へと飛びました。

 おさらいしてみます。
 オオクニヌシにはたくさんの異母兄弟の神々がいました。彼らは因幡のヤカミヒメへ求婚の旅にでかけました。オオクニヌシは、大きな袋をかついで彼らの最後をついて行きました。
 気多(けた)の岬に着いた時のこと、毛皮を脱いだ裸の兎が横たわっていました。これを見た兄弟の神々は兎に向かって、
「海水を浴びて、風に吹かれながら、高い山の頂で横になっていれば治る」と教えました。
 兎は教えられた通りにしていましたが、海水が乾くにつれて皮膚が乾燥してひび割れ、塩分が傷にしみました。
 そこへオオクニヌシがやってきました。泣き伏している兎に声をかけると、
 「私はおきの島に住んでいて、ここへ来たいと憧れていました。そこで海の鰐鮫をだまして、『どっちの一族が多いか較べてみよう。おまえは自分の一族を全員連れてきて、この島から気多の岬まで並んでくれ。おれがその上を踏んで数をかぞえよう』と持ちかけました。
 鰐鮫がすっかりだまされたので、私はその上を踏んで数えてここまで渡ってきました。今まさに地面に降りようとしたとき、私が『おまえはおれにだまされたんだぞ』と言い終わるや否や、最後にいた鰐鮫が私の毛皮を剥ぎ取ってしまいました。
 そんなわけで泣き悲しんでいたところ、先に行った大勢の神々が『海水を浴びて風に当たってよこになっていればいい』と教えてくれました。そのとおりにしていたら、私の体はボロボロになってしまいました」と、泣きました。
 これを聞いたオオクニヌシは、
「河口に行って、真水で体を洗い、そのまま河口の蒲の花粉を採って敷き、その上に寝転がればいい」と教えました。
 教えどおりにした兎の体は元通りになりました。これが因幡の白兎です。今に至るまでこの兎を兎神といっています。
 その後、白兎はオオクニヌシに
「大勢の兄弟の神々は、ヤカミヒメを妻にすることはできないでしょう。大きな袋を担いでみすぼらしい役目をしていますが、ヤカミヒメを妻にできるのはあなた以外にいません」と、予言しました。(角川ソフィア文庫参照)


 角川ソフィア文庫の付録には、鳥取県鳥取市白兎に因幡の白兎を祀った白兎(はくと)神社があると載っていました。

 えっ?なんで?
 うさぎやん。それもウソついたうさぎやん。
 なんで祀られてるの?

 白兎神社の存在を知って、因幡の白兎って何者だったのか、と素朴な疑問が湧きました。ネットで検索してみると、白兎神社はすぐにヒットしました。創祀年代は不詳、保食神、とありました。


 古事記で白兎神社の存在を知ってもそのままにしていましたが、今、改めて検索してみると、『因幡の白兎、宇宙人説』という説があることを知りました。

 古事記に載っている因幡の白兎のエピソードの前節に海を照らす大きな光が現れたという記述があるそうで(私は未確認ですが)、それこそUFOだと説明しています。
 毛皮を剥がれた兎の姿が、世界中で一番目撃情報が多いとされる「グレイタイプ」の宇宙人に似ているといいます。言われてみればそうかもしれません。さらに宇宙人が超高度文明を授けて、出雲大社という巨大な高層建築を作ることができたのだ、と続きます。

 謎ときが飛躍しすぎて私にはついていけません…^^;

 中国の「西遊記」に登場する孫悟空、沙悟淨、猪八戒は、サル、カッパ、ブタです。それは異民族を表しているのだと聞いたことがあります。
 根拠は何もないけれど、私は同様に因幡の白兎のウサギも大陸から渡ってきた異民族なのではないかと思っていました。鰐鮫もウサギとは別の海洋民族かなと。
 オオクニヌシがヤカミヒメを妻にするだろう、と予言したのも、大陸で発展した思想の反映だったのではないかと推測しています。
 でも、宇宙人説…、面白いとは思います。
^O^/

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by h_with_the_wind | 2010-12-16 20:41 | 本の話 | Comments(4)

ゆとりを生む学問

 読書には、驚きや発見、納得といった醍醐味があります。
 読書をしていて心に留まった文章を抜き書きしておけば財産にもなるのでしょうが、抜き書きの手間が掛けられず、私の読んだ本は付箋がつけっ放しです。

 戦国前夜の三河について書かれた歴史小説「風は山河より」を読み進むにつれて、本の頭からのぞく付箋の数が増えています。そのひとつが、

 人は学問をすると固(かたくな)にならない、といわれるが、それは思考が別途あるいは迂路をもつことをいい、人はそれによってゆとりをもち、判断を修正する。もともと人は絶対ではなく、相対の存在であるという認識を基にすれば、価値観は唯一でなくなり、行動の意義は独善の色を消す。そこに予見と客観が生ずる。 (風は山河より第二巻 宮城谷昌光著 新潮文庫)。 と、いう文章です。

 『人は絶対ではなく、相対の存在である』と似たような言葉をつい最近、中島みゆきさんから聞きました。
 「自分が絶対に正しいと思っていたら、周りは皆、敵になる」と。

 人を固(かたくな)にしない『学問』ってなんだろうな、と頭の片隅で思いながらその日は本を閉じました。
 以来数週間、読書を進めながらも頭の片隅でくるくると答えを求めて彷徨っています。

 『学問は、受験勉強に代表されるような丸暗記ではない』なんて「今更な」場所に着地することははっきりしていますが、否定文ではなく肯定文にしようとすると漠としていて途方もなく深い谷底を覗いているような気分です。


 たとえば、「風は山河より」の舞台である室町時代、学問の担い手は禅僧や公家で、漢文学や朱子学が中心でした。幕府の保護を受けた五山文学については、歴史教科書にも登場します。応仁の乱の後、禅僧や公家は荒廃した都から越前や土佐、遠く薩摩に逃れ、辿り着いた地で学問を広めました。

 応仁の乱が終結した後、室町幕府の将軍家足利氏の傍流吉良氏の分家にあたる駿河今川家に産まれた今川義元は、5男だったため4歳で仏門に出され、京で五山文学を学び学識を深めたといいます。
 後に兄の死により還俗し、駿河今川家第9代当主となりますが、勇猛果敢な戦国武将とは一線を画していたようです。合戦には輿に乗って行き、お歯黒・置眉に薄化粧とお公家さんのような外貌をしていたと伝わります。若い時期に学問に接した義元は公家文化に精通し、自然、都落ちした公家を保護する立場をとります。駿河に流寓していた冷泉為和から和歌の指導を受け、毎月歌会を催していました。当時、連歌は日本の伝統的な詩形の一種で、必須の教養だったといいます。

 「風は山河より」には、連歌師谷宗牧が登場します。
 谷宗牧は、京から綸旨(天皇の口宣を元にして蔵人が作成・発給した公文書の要素をもった奉書)を授けるために、禁裏修理費用を献上した織田信秀、松平広忠、今川義元らの元へ旅に出ます。『東国紀行』には、各地で大層なもてなしを受けた様子が残されているそうです。
 「風は山河より」にも、帝の遣いを担った宗牧が行く先々の大名に厚遇された様子が書かれています。
 帝からの遣いを受け入れるために、新たに館を建て、更に谷宗朴の風呂好きを聞くと湯殿まで作ります。もちろん連歌の会を催し、あらゆる馳走と趣向をこらします。国境まで迎えに行き、接待を終えると次の目的地への国境まで送り届けて隣国に引き継ぎます。
 こうした接待の手厚さは、朝廷からの遣い、学問の教えを請うといった表向きの顔とは別に朝廷や各地の大名の情報を収集することが大きな役割でした。
 今も昔も外交にはつきもののことなのでしょう。いや、今なら庶民感覚で即決、『仕分け』されてしまいますか。

 谷宗牧に限らず連歌師は文化の伝道者として、また情報の伝達者として各地の大名に招かれて渡り歩きました。当然のことながら連歌師を受け入れる側にも相応の知識が必要だったことでしょう。

 そもそも連歌とは、和歌の上の句(五・七・五)と、下の句(七・七)を多数の人たちが交互に作り、ひとつの詩になるように競い合って楽しむものですから、『絶対』がありません。
 連歌の形式が確立したのは室町時代ですが、その歴史をたどっていけば古く白河上皇の時代から遊戯的試みがあったといいます。時代を重ねるに従って、更なる発展と洗練を加えていったのでしょう。
 多くの人が集い連作していくうちに発句人の想像を超えた展開が見られ面白みを増していったことが想像されます。あるいは、ひとりだけ突出して全体を打ち壊してしまうようなことがあったのかもしれません。連歌を通して柔軟な思考とゆとりが養われたのではないかと想像します。
 人を固(かたくな)にしない『学問』のヒントは連歌にあるような気がしてきました。
^O^/


参考資料 もういちど読む山川日本史:山川出版社
Wikipedia

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by h_with_the_wind | 2010-12-05 22:44 | 本の話 | Comments(4)