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わかった!

いたずらしませんって!(笑)


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いくつになっても嬉しいものです。
サプライズなお気遣いに嬉しさもMAX!

さくらさん、ありがとう!
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by h_with_the_wind | 2012-10-31 15:54 | 季節の中で | Comments(2)

利休椿

 相変わらず私の読書は、乱読です。
 ネットサーフィンをしていて翻訳家の伏見威蕃さんが紹介されている「利休椿」(火坂雅志著 小学館文庫)に興味を持ちました。早速、読破!

 桃山文化は、日本史の教科書でもページを割いて記述しています。
 高校の教科書では、戦国時代の終焉と共に新しく登場した大名と豪農に町衆も加わって、新しい文化を生み出した時代だと説明しています。
 茶道、華道、能、狂言、阿国歌舞伎、浄瑠璃、人形浄瑠璃が列記され、茶道で用いられた織部に代表される焼き物、城の屏風や襖に書かれた絵画が写真と共に紹介しています。
 桃山文化の特徴は、仏教色が薄れ、南蛮文化が取り入れられたこと、庶民の間にも広がったことです。
 こうした織豊時代に興った日本独自の文化は、現代まで脈々と継承されています。


 豪華で華麗な文化が花開いた、桃山時代。秀吉の世に、ある時は権力をパトロンとし、ある時は反発しながらも、自らの世界を追い極めた変革者を描いた珠玉の作品集(利休椿 火坂雅志著 小学館文庫)。

 短編の主人公すなわち変革者は、実に様々な職種に及びます。
 能役者、辻が花(絞り染め)の染め師、連歌師、懐石料理を発案した料理人、落語の祖、茶道のしつらえに用いる花づくり師…。
 秀吉の醍醐の花見で披露された懐石料理のエピソードには、文化が認知されるための職業人が命を賭している姿勢が見えます。

 さまざまな特技が職業として成立していった時代は壮絶でもあり、興味深い時代だったことが理解できます。
 教科書の文字が文学になると、生き生きと動きだすから不思議です。
 
(^O^☆♪)


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2012-10-30 21:48 | 本の話 | Comments(0)

ツナグ

 ツナグ(辻村深月著 新潮文庫)。
 今、どの書店に行っても店頭に並んでいる小説です。人気俳優の主演で映画化されたという話題作です。
 「流行には乗っとかな!」と、読了しました。

 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々にしみいる感動の連作長編小説。(ツナグ 辻村深月著 新潮文庫)


 「ツナグ」は、「アイドルの心得」「長男の心得」「親友の心得」「待ち人の心得」「使者の心得」と5つの章で構成されています。

 一生に一度だけ会いたい人が、アイドル……?
 奇を衒う発想に期待はずれの小説だったかと思いましたが、どこにでもいそうな主人公OLの、それでいて本人にしかわからない孤独を描く作者の筆力がそれをも納得に変えてくれました。

 とはいえ、「親友の心得」の後味の悪さはどうでしょう。
 女子高生に負わせるには余りに重い荷物です。若い娘に逃げ道を用意しなかった著者の心の奥に複雑な負の記憶が秘められているかのように感じました。
 現実は生易しいものではない、毎日起こるニュースをご覧なさいと言われるかもしれません。
 だからこそ小説の中では救いを求めたいと、私は思うのです。

 前4つの章は、最終章「使者の心得」へと集約され、祖母から「使者(ツナグ)」の役割を引き継ぐ高校生の成長物語として完成します。
 私にとって、良くも悪しくも期待を裏切られた小説です。
(^^;)


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2012-10-29 20:21 | 本の話 | Comments(2)

ブラックアウト 

 ドイツの小説家で思い浮かぶのは、ヘルマン・ヘッセ、グリム兄弟、カフカ…、トーマス・マン……カント………
 あれっ?高校生の頃から変わっていません。

 現代ドイツ文学と言われてもピンときません。ドイツからヨーロッパに広げてみても同様です。最近の翻訳小説ではアメリカかイギリスのものばかり読んでいます。視野が偏っています。


 ということに気が付いたのは、「ブラックアウト」(角川文庫 猪俣和夫、竹之内悦子訳)の著者マルク・エルスベルグがドイツ人だと知ったからです。

 冬、ヨーロッパ南端のイタリアと、大陸を挟んで反対側の北に位置するスウェーデンで同時にブラックアウトすなわち「停電」がおこったことから物語は始まります。
 これまでの経験から、電力送電線の異常がおきたとしてもすぐに復旧するものと思われました。ところが、停電は回復の兆しをみせず、それどころか瞬く間にヨーロッパ大陸を覆いつくし、更に長期化の様相を見せ始めます。

 イタリアの停電が原因で交通事故に巻き込まれた元ハッカーの主人公は、停電の原因を人為的なものではないかと推察します。ユーロポールに行って原因究明と犯人を突き止めることに協力しようとしますが、それまでの来歴が災いして犯人の一味ではないかと疑われ追われる立場になります。

 ヨーロッパの地理に不案内なことと登場人物が多いことから、同時多発的に進行する話についていくのは大変でしたが、スリル感に励まされ、物語の進行と共に撚られていく糸を辿っていくことができました。


 電気エネルギーは貯めておくことがほとんどできない、ということは、東日本大震災以来、世界の共通認識となりました。
 日本では、北海道から沖縄まで10の電力会社がそれぞれに電力を供給しています。ピーク時に電力不足の地域が出ると余剰電力のある電力会社がカバーしています。

 数年前の電力市場自由化以来…。電気は現在、以前にもましてヨーロッパ中を縦横無尽に駆けめぐり、発電された場所からそのとき需要のある場所へと送られている。…(略)…。行ったり来たり、絶え間のないギブ・アンド・テイク。こうして電力は、高圧線網を経て、地方の配電網に至るまで、常に均等にヨーロッパ全土に行き渡り、発電会社と消費者の間の微妙なバランスを保っているのだ。(ブラックアウト マルク・エルスベルグ著 猪俣和夫、竹之内悦子訳 角川文庫)

 その微妙なバランスが崩れた時、被害は甚大で復旧は技術的にも政治的にも複雑化することを回避できません。
 EU諸国において電力を得る方法は国によってまちまち、お互いに助け合って分かち合おうという目的はひとつ、ただ事故が起こった時の被害までもを分かち合えるのでしょうか。
 脱原発を図る国の著者が、原発推進のフランスを牽制した小説という理解は飛躍しすぎているでしょうか。
^O^/


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2012-10-28 18:01 | 本の話 | Comments(0)

通学路

 ランドセルを背負って通った道。
 もう長くご無沙汰していた町を歩く機会を得ました。

 空を見上げると道路の両側にはぎっしりとビルが立ち並んでいます。
 空はもっと広かったのに……。

 道路がもっと広かったという感想は、私が大人になった証と受け入れます。
 でも…、空がすっかり閉じられてしまったのは、2階建ての家屋が続いていた通りがバブル期を経てすっかりビルに建て替えられているのだと知っています。微かに戻れない昔への感傷に襲われました。
 そんな時、H君の家を見つけました!
 同窓会で、息子さんも同じ小学校を卒業したと言っていました。


 やがて懐かしい公園の入り口が見えてきました。
 いろんな友達とこの公園を抜けて帰りました。あんなこと、こんなこと、どんなこと?(笑)話しながら……。
 母が迎えに来てくれたことがあります。
 スーツがとっても似合っていました。


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 わあ、木がこんなに大きくなっている!
 ほっそりした木がまばらに並んでいたと記憶しています。年輪を重ねた幹は太く、しっかりと根を張っています。広げた枝いっぱいに緑の葉が厚い層になっています。

―私のこと覚えているかしら?
―ああおぼえているよ。いつも一緒にいたあの子は、どうした?
―さあ…、中学校が違って、それっきり。同窓会にも来ていなかったからわからない…。
―そうか、きっとどこかで元気に暮らしているよ。
 働き者のお母さんは、元気かい?
―亡くなって3年になるの。親孝行が足りなかったと反省しているの。
 ねえ、あなた大きくなったよね。
―あはは、お互いにね。同じだけの年を過ごしたもの…。
 もう行くのかい?
―今日は、ちょっと通りかかっただけだから。
―またおいでよ。
―そうね、また来るわ。
(^O^☆♪)


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by h_with_the_wind | 2012-10-18 21:17 | 思い出話 | Comments(4)

大阪歴史博物館

 先日出掛けた『ウクライナの至宝』展は、大阪の官公庁街にある大阪歴史博物館で開かれていました。
 道路を挟んで大阪府警の南側、NHKのお隣です。


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 繁華街や観光地から外れているためか、内容が一般受けしなかったためか、それとも私の行った日がたまたまそうだったのか…、入場者が少なくてゆっくりと展示品と対峙できました。
 窓口の女性も関連商品の販売をしていた女性もてとも丁寧に対応してくださいました。
 久しくなかったこの感覚に満足度は200%でした。


 このところ美術展はいつも大勢の人でにぎわっています。
 展示物の前は二重になった人垣ができていて、見たかった作品をゆっくり楽しめません。

 スタッフも余裕がないのでしょう。
 門切り口調で流れ作業になっているな、と感じます。

 観覧者同士のマナーにも?マークが浮かぶことがあります。
 いつでしたか、カタログを買いにいったところ、こちらもたくさんの人が群がっていました。ようやく一番前に出られたと思った途端に、
「ほらほらお父さん、これがね…」と、にぎやかな女性が横から滑り込んできて、見事私の前に割り込んでしまいました。


 そういった嫌な経験をひとつもしなかったことにも私は満足して出てきました。
(^O^☆♪)


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2012-10-16 19:24 | 課外活動 | Comments(0)

フレンチトースト

 休日のお昼って、何を食べます?
 おいしいフレンチトーストが食べたいな、と検索したらホテルオークラ東京「シェフのこだわりレシピ」に出会いました。

 たかがフレンチトースト、されどフレンチトースト!
 ホテルオークラ東京「シェフのこだわりレシピ」では、食パンをつけ汁に丸一日浸してから焼くという簡単だけど時間をかけたものです。


 私は、夕飯を作る時に浸け始めて、就寝前にひっくり返し、翌朝、焼きました。レシピの半分の時間しか浸けられなかったけれど、それでもしっかり中まで浸みていておいしく出来上がりました。


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(^O^☆♪)


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by h_with_the_wind | 2012-10-14 18:58 | 家庭科(含子育て) | Comments(4)

黄金の鹿

 電車の中吊り広告で知ってから、絶対に行こう!と決めていました。
 『ウクライナの至宝』展。

 ウクライナがソ連邦から独立したのは1991年です。
 今年、日本とウクライナの国交樹立20周年の記念事業としてウクライナの貴重な作品が海を越えてやってきました。


 東ヨーロッパ平原の中心に位置するウクライナは、ソ連時代には厳しい北方の土地ばかりが広がる国土の中で穀倉地帯として重要な位置を占めていました。
 この豊かな穀倉地帯には、紀元前7世紀から紀元前4世紀に黒海に面した草原地帯にはスキタイの遊牧民が、内陸の森林地帯には農耕のスキタイ民族が暮らしていました。

 スキタイの遺物といえば、黄金の装飾品です。
 馬具や衣装は黄金の動物文様で飾られていました。

 動物文様は、生き生きと描かれています。
 グリフイン(鷲の翼と上半身とライオンの下半身を持つ想像上の動物・神話上では凶悪であると同時に神聖なものを守ったり、神を乗せたりする役割も果たした)、メドゥーサ(ギリシャ神話に登場する怪物)といった想像上の生き物。
 鹿、イルカ、蛇、猪、馬、鳥…。
 富と権力の象徴として太陽の光を浴びて輝いていたことが想像されます。

 パンフレットに使われた猪頭付き剣と鞘、弓と矢を入れるゴリュトス…精巧な彫金には目を瞠ります。
 唐草模様は、より洗練されながらシルクロードを経て日本にも伝わっています。
 遠い土地の遠い昔の品々を見ていて、気持ちが豊かになっていくのはなぜでしょう。
(^O^☆♪)


遊びに来てくださって、ありがとう


黄金の鹿型飾り板
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by h_with_the_wind | 2012-10-13 21:35 | 芸術 | Comments(2)

日本語の不思議 

 美容院で偶然手にした雑誌に、ドナルド・キーンさんと篠田桃紅さんの対談が載っていました。日本語についてのお話が心に残って、後日、書店で買ったことは以前に書きました。


 日本語は便宜主義で法則も原則もなく通用すると篠田さんはおっしゃいます。
 キーンさんは、日本人にとっては、文字を見ることは文字の音を聞くことよりはるかに大切だとおっしゃいます。
 そんな風に考えたこともありませんでした。
 キーンさんが例に挙げられたのは、「名神高速道路」です。名古屋と神戸を結ぶこの道路を名古屋の「名」と神戸の「神」をとって「めいしん」と呼ぶことを指摘されています。名古屋の「な」と神戸の「こう」で、「なこう」とは読みません。
 確かに!
 地理の話をしていて「めいしん」と聞いた時に、「迷信」を思い浮かべることはありません。頭の中では、聞いたままに漢字を「名」「神」に変換していて、名古屋から神戸までの高速道路のことだなと理解します。

 そういった日本固有の言葉の話題は、源氏物語の恋文から文化と発展していきます。

 日本人に生まれて、当たり前に使っている日本語ですが、不思議を意識してみるのも楽しそうです。
 日本語こそ「ガラパゴス」の原点かもしれませんね。
(^O^☆♪)


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2012-10-12 20:13 | 国語 | Comments(2)

『いい子』

 先日、お父さんと小学校低学年くらいの女の子の二人連れと電車で乗り合わせました。
 おばあちゃんの所へでも行くのか、お父さんは女の子にいい子にしているようにと、言い聞かせていました。そのたびに女の子はお父さんの顔を見上げてコクリと頷いていました。

 お父さんとの会話に夢中になっていて、ふいに声が大きくなるのは自然のことで、とりわけお行儀の悪い子供にも見えません。
 微笑ましい父娘の会話を聞くともなく耳にしていましたが、やがて、お父さんの口から『いい子』という言葉が連発することに気がつきました。

 「夏休みはいい子にしていたね」
 「今日もいい子にしていなさい」
 「いい子だったら…」

 ひとつの言葉が気に掛かると、お父さんの口から『いい子』という言葉が出る度に
「誰にとってのいい子なの?」と、心の中で問いかけるようになっていきました。


 私は、幼い娘たちに対して「いい子」という言葉を極力使わないようにしてきたつもりです。とりわけシリアスな場面では、もっと具体的に
「おばあちゃんは病気だから(理由)、走り回ってはいけないよ」という言い方をしました。


 『いい女』が『都合のいい女』と読み説かれたように、『いい子』も『親にとって都合のいい子』を強要しているような気がしてなりません。
 私って天邪鬼でしょうか。
^^;


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2012-10-06 18:46 | 家庭科(含子育て) | Comments(2)