今日はどんな風が吹くのだろう。 日々の思いを書き留める雑文帳。

by 風懐

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『銃・病原菌・鉄』

 1997年、『Guns, Germs, and Steel: the Fates of Human Societies』が発表され、翌年にはピューリッツァー賞を受賞しました。
 2000年、この本は『銃・病原菌・鉄』の邦題で草思社から出版されました。

 2000年…。その頃、私は何をしていたのでしょう。
 『銃・病原菌・鉄』のこと、知りませんでした。
 13年遅れたけれど、読むことができて良かった!
 いえ、13年間、知らなくてソンした!(笑)

 『銃・病原菌・鉄 ―1万3000年にわたる人類史の謎』 (ジャレド・メイスン・ダイアモンド著 倉骨 彰訳 草思社文庫)を読みました。

 1972年、ニューギニアで進化生理学のフィールドワークを行っていた著者のジャレド・メイスン・ダイアモンド博士に、
「欧米人たちはさまざまな物資を作りだしてニューギニアに持ってきたが、ニューギニア人たちはそうした物資は何も作りださなかった。その差はどこから生まれたのか」と、ニューギニアの政治家ヤリが問います。

 ヤリの素朴な問いは簡単に答えられそうですが、少し掘り下げると疑問が疑問を呼び、突き詰めていくととても奥が深いことがわかります。
 人類史を1万3000年前まで遡って考察した『銃・病原菌・鉄』というタイトルの分厚い本は、ヤリの質問に25年の月日をかけて博士が出した答えです。

 1万3000年前、最終氷河期が終わった時点では、人類は世界各地でみな似たり寄ったりの狩猟採集生活をしていました。その後、人々はそれぞれの土地でそれぞれの歴史を歩んでいきます。環境の特徴を背景として大陸ごとに差異が生じ、時を経るに従って「違い」は大きく広がっていきます。

 タイトルの『銃・病原菌・鉄』は、ヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の原因を凝縮して表現したものだ、と著者は言います。
 南アメリカに辿り着いたスペイン人は、『銃・病原菌・鉄』でインカ帝国を滅亡させました。スペイン人が持っていて、インカの帝国にはなかったもの。それが『銃・病原菌・鉄』でした。 
 では、なぜスペインにはそれらがあって、インカにはなかったのでしょう。なぜスペイン人がヨーロッパから南アメリカにやってきて、インカの人々がヨーロッパにやってくることにはならなかったのでしょう。


 本書で、スペイン人とインカ帝国の出会いと激突、そしてひとつの帝国の滅亡に至る詳細を知りました。

 ユーラシア大陸ではシルクロードに代表される東西の交流が盛んだったのに、南北アメリカ大陸とアフリカ大陸では南北の交流は見られず、それぞれの土地で小規模に独立した歴史を刻んでいます。地理と気候が関係するのだろうな、と漠然とした印象を持ちましたが、両者の違いについて検証しつつ筋道立てて説かれていることですっきりと納得できました。
(^O^☆♪)


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2013-02-26 20:54 | 本の話 | Comments(4)

雪……

今日こそ寒気の底でありますように!

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^^;


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2013-02-24 23:31 | 季節の中で | Comments(4)

お久しぶりです♪

 無精を決め込んでいたら、あらら…、節分が過ぎ、バレンタインデーも終わってしまいました。

 元気にしています。
 あれやこれやの雑事に追われているのは、今に始まったことではありません。
 ネタに困っているというわけでもありません。

 豆まきはしなかったけれど恵方巻きはいただきました。
 バレンタインの日には、夫に『義務チョコ』を贈りました(笑)。
 面白い本とも出会いました。

 光の春。
 厳しい寒さが続いていますが、確実に春が近づいていることを感じます。
 そろそろ私も冬眠から覚めようかな(笑)
(^O^☆♪)


遊びに来てくださって、ありがとう

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by h_with_the_wind | 2013-02-21 20:45 | わたし | Comments(0)