風に吹かれて

 この夏、五木寛之さんの新刊「新・風に吹かれて」を読みました。

 「風に吹かれて」は、五木寛之さん初のエッセイ集です。40年近い時を経ての続編の登場に、驚きと期待がありました。
 「風に吹かれて」が発表されたのは大阪万博よりも以前ですから、私はまだ子供でした。私が、五木寛之さんの小説もエッセイも、既刊・新刊問わず片っ端から読んだのは、それから10年後になります。五木寛之さんを通して、戦後日本の「時代」の雰囲気を知りました。

 今、私の手元にある「風に吹かれて」は、文藝春秋社の五木寛之作品集に収録されているものです。1973年刊行。470円。開いてみると文字の小さなこと。
 母が買ってきた本を後年、引っ張りだして読んだものです。母の本棚から私の本箱に。北国の下宿へ行って、また実家に帰る。繰り返して読むことはなかったけれど、結婚しても一緒だったこの本を再読してみようかと思っています。
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# by h_with_the_wind | 2006-09-04 23:59 | 本の話 | Comments(0)

アメフト

 晩ご飯の後、子供達がアメリカンフットボールの試合を見始めました。このところ、姉妹揃ってアメフトを題材にしたアニメに夢中です。興味は、アニメから飛び出して生の試合へと移っていったのでしょう。

 ふたりの間で、アメフトの専門用語が飛び交っています。
 夫と私は、
「………」子供達があまりに一生懸命に観戦しているので、私たちの入り込む隙もありません。
 どうやら高校生の長女よりも、小学生の次女の方がルールに詳しいようです。時々、姉が「今のはどうなった?」なんて聞いています。妹は「○×△」と、私には意味不明の言葉で答えています。

「クリスマスボウル、お姉ちゃんが連れて行ってあげるからね」
「ほんと?!」
「でもなあ、アメフトは試合している人の顔が見えへんからなあ…」お年頃は、少し残念そうです。
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# by h_with_the_wind | 2006-09-03 23:59 | 家族 | Comments(0)

ありがとう

 アメリカのレストランでのことです。
 私たちが案内された隣の席で、2・3歳の女の子を連れた若い夫婦が食事をしていました。
 女の子は、すぐにお腹がいっぱいになったのかベビーチェアが窮屈だったのか、ぐずりだしました。ベビーチェアーから降ろされた彼女は、最初は食事を続けるお父さんの隣に座って塗り絵をしていましたが、やがて退屈になってきたのでしょう。椅子から降りてひとりで遊びに行こうとしました。
 その時、お母さんが、ぴしりと娘を叱りました。
 叱られた女の子は、すぐに元の席、お父さんの隣に座りました。
 と、お母さんが、女の子に
「Thank you」と、声を掛けたのです。

 子供が親の注意に従った時に「ありがとう」と言う。私にとっては、意表を突かれた対応でした。すてきだな、と思いました。もう10年以上前に見た光景ですが、時々思い出します。娘たちに、ありがとうを言えているかな、と思いながら。
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# by h_with_the_wind | 2006-09-02 23:59 | 家庭科(含子育て) | Comments(0)